更新日: 2021.12.22 年収
年収と歯の本数の相関関係は? 年収が高い人ほど健康?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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歯の状態と世帯収入の関係
同じ年齢でもきれいに整った、虫歯のない健康な歯の子供がいる一方、虫歯だらけで歯茎にも炎症などの不具合が生じている子供がいます。
これは子供自身の健康管理への取り組みもありますが、その世帯の経済事情が大きく影響している事実は無視できません。子供の歯は成人よりも柔らかいので傷が生じやすく、その傷から虫歯菌が侵入して傷みが生じます。そのため、きれいで健やかな状態を保つには定期的な歯科検診が欠かせません。
しかし、治療を目的としない歯科検診は費用の全額を患者が負担することになります。歯科医院によって多少の違いはありますが、安くても数千円、高ければ一万円以上かかることも珍しくありません。
そのため、低収入の世帯は治療でもない行為にお金を払えないという理由で子供に歯科検診を受けさせません。結果、虫歯を患うリスクが増大し、世帯収入によって子供の歯の健康状態が異なってしまうのです。
世帯の経済事情は子供に限らず、成人の歯にも影響を及ぼします。保険が適用される虫歯治療でさえ出費がかさむという理由でおろそかにするケースは珍しくありません。歯列矯正やホワイトニングなどの審美治療に至ってはぜいたくな行為とさえ解釈し、ゆがんで汚れた状態の歯を放置する結果になります。
歯科治療の多くは時間がかかるため、多忙な人は忌避する傾向にあります。治療のつど支払いが生じることから、常にまとまった金額の現金が必要になるのも忌避される理由の一つです。収入が低い人ほど歯科治療を避けるのは金銭的な理由が多数といえるでしょう。
高収入になるほど健康な人が多い理由
その人の体調と収入は密接な関係にあるといわれています。多くの場合、高収入な人ほど健やかに長生きできるとされていますが、これは自身の体調を良好に保つための出費をおしまないというのも一つの理由だと考えられます。体調の改善は一朝一夕で結果が出るものではありません。自分の人生を長期的な視点でみる必要があります。
歯の状態を良くするための出費も負担にならない
高収入の人がきれいな歯をしているのはデンタルケアへの出費が負担にならないということが考えられます。歯科検診のほか、歯列矯正やホワイトニングなどの審美治療は費用の全額を患者が負担します。
内容によっては数十万円の出費になるので簡単には払えませんが、収入が多い人にとっては家計を圧迫するほどの負担にはなりません。結果、歯がきれいな人はお金持ちが多いという図式が成り立つといえるのかもしれません。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部