更新日: 2022.01.08 年収
日本のサラリーマンのボーナスの平均額はいくら?
世間一般のボーナス平均額を知ることで、自身のボーナスが高いのか安いのか判断しやすくなります。ここでは、事業所規模や企業規模、業種別など、日本のサラリーマンのボーナス平均額について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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日本のサラリーマンのボーナス平均額
国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、日本のサラリーマンのボーナス平均額は64万6000円(男性82万8000円、女性38万8000円)です。また、ボーナス平均額の推移は、図表1のとおりです。
図表1
年 | ボーナス平均額 |
---|---|
2020年 | 64万6000円 |
2019年 | 70万3000円 |
2018年 | 69万7000円 |
2017年 | 68万円 |
2016年 | 64万5000円 |
2015年 | 64万8000円 |
上記のとおり、ここ数年のボーナス平均額は64〜70万円前後で推移しています。なお、日本のサラリーマンの平均年収は433万1000円(令和2年年)です。
事業所規模別のボーナス平均額
国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、事業所規模別のボーナス平均額は図表2のとおりです。
図表2
事業所規模 | ボーナス平均額 |
---|---|
1〜4人 | 15万2000円 |
5〜9人 | 26万3000円 |
10〜29人 | 39万7000円 |
30〜99人 | 53万円 |
100〜499人 | 69万7000円 |
500〜999人 | 80万3000円 |
1000〜4999人 | 97万6000円 |
5000人以上 | 102万4000円 |
上記のとおり、事業所規模が大きくなるほどボーナス平均額は高くなります。「5〜9人」と「5000人以上」のボーナス平均額は4倍以上の差があります。
企業規模別のボーナス平均額
国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、企業規模別のボーナス平均額は図表3のとおりです。
図表3
企業規模 | ボーナス平均額 |
---|---|
個人 | 22万9000円 |
株式会社 資本金2000万円未満 |
29万9000円 |
株式会社 資本金2000万円以上5000万円未満 |
50万7000円 |
株式会社 資本金5000万円以上1億円未満 |
60万3000円 |
株式会社 資本金1億円以上10億円未満 |
78万8000円 |
株式会社 資本金10億円以上 |
132万8000円 |
その他の法人 | 55万3000円 |
事業所規模別ボーナス平均額同様、企業の規模が大きくなるほどボーナス平均額は高くなります。「資本金2000万円未満」と「資本金10億円以上」のボーナス平均額の差は4倍以上です。
業種別のボーナス平均額
国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」によると、業種別のボーナス平均額は図表4のようになります。
図表4
業種 | ボーナス平均額 |
---|---|
建設業 | 72万円 |
製造業 | 92万円 |
卸売業・小売業 | 49万円 |
宿泊業・飲食サービス業 | 13万円 |
金融業・保険業 | 141万円 |
不動産業・物品賃貸業 | 48万円 |
運輸業・郵便業 | 54万円 |
電気・ガス・熱供給・水道業 | 146万円 |
情報通信業 | 114万円 |
学術研究・専門・技術サービス業 教育・学習支援業 |
90万円 |
医療・福祉 | 55万円 |
複合サービス事業 | 97万円 |
サービス業 | 38万円 |
農林水産・鉱業 | 35万円 |
※ボーナス平均額は男女計
業種によってボーナス平均額に大きな違いがあります。平均額が最も低いのが「宿泊業・飲食サービス業」の13万円で、最も高いのが「電気・ガス・熱供給・水道業」の146万円と、10倍以上の差があります。
ボーナス平均額と自分のボーナス額を比べてみましょう
日本のサラリーマンのボーナス平均額は64万6000円です。事業所規模や企業規模が大きくなるほど、ボーナスが高くなる傾向があります。業種別では、「電気・ガス・熱供給・水道業」のボーナス平均額が最も高くなります。
事業所規模や企業規模、業種別のボーナス平均額を、自身のボーナスと照らし合わせて比べてみましょう。
出典
国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部