更新日: 2022.03.01 年収

20代の平均年収はどれくらい?400万円が高給取りと言われる理由

20代の平均年収はどれくらい?400万円が高給取りと言われる理由
就職活動を行っている方の中には、自分がこれからどの程度の年収を稼げるのか興味のある方も多いのではないでしょうか。
 
しかし、年収の高い企業を選んで就職しようと思っても、同世代の平均的な年収が分からなければ比較対象がありません。今回は、国税庁の資料などを基に、20代の平均年収がどの程度なのかの実態を解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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20代の平均年収は327.5万円

 
20代の平均年収を、国税庁の資料「民間給与実態統計調査」から計算します。
 
年齢階層別の平均給与は、【図表1】のとおりです。
 
【図表1】

19歳以下 男性平均 160万円
女性平均 111万円
世代平均 135万円
20歳~24歳 男性平均 278万円
女性平均 248万円
世代平均 264万円
25歳~29歳 男性平均 403万円
女性平均 328万円
世代平均 369万円
30歳~34歳 男性平均 470万円
女性平均 321万円
世代平均 410万円
35歳~39歳 男性平均 529万円
女性平均 313万円
世代平均 445万円
40歳~44歳 男性平均 582万円
女性平均 318万円
世代平均 476万円
45歳~49歳 男性平均 629万円
女性平均 324万円
世代平均 499万円
50歳~54歳 男性平均 679万円
女性平均 320万円
世代平均 525万円
55歳~59歳 男性平均 686万円
女性平均 301万円
世代平均 518万円
60歳~64歳 男性平均 522万円
女性平均 254万円
世代平均 411万円
65歳~69歳 男性平均 406万円
女性平均 211万円
世代平均 324万円
70歳以上 男性平均 343万円
女性平均 205万円
世代平均 282万円
全体平均 男性平均 540万円
女性平均 296万円
全体平均 436万円

 
図表1のデータから、20代の年収の平均を算出します。

●20~24歳:264万円
●25~29歳:369万円

図表1のデータと同じ、令和元年度の20代の人口数は以下のとおりです。

●20~24歳:63万6000人
●25~29歳:62万2000人

上記2つの数値から、20代の平均年収を算出します。
 
・(264万円×63万6000人+369万×62万2000人)÷(63万6000人+62万2000人)
 
よって、20代の平均年収は315万9000円となります。
 
20代で年収400万円の方は、平均よりも約85万円高い計算になりますので、高給取りという表現は間違っていないでしょう。
 

各年齢別の20代の年収

 
20代とひとくちに言っても、20代前半・後半で平均年収に100万円の差があります。
 
具体的に、20代の年齢別の平均給与は幾らなのかを、「平成30年賃金構造基本統計調査」の結果から見ていきましょう。
 
【図表2】

年齢
20歳 22万9600円 20万6500円
21歳 24万7900円 22万4200円
22歳 26万6100円 24万1900円
23歳 27万7100円 24万9600円
24歳 28万8000円 25万7200円
25歳 29万8900円 26万4900円
26歳 30万9800円 27万2600円
27歳 32万700円 28万300円
28歳 33万500円 28万3000円
29歳 34万200円 28万5700円

 
毎月の給与に加えて、夏・冬の年に2回ボーナスが給与1ヶ月分支給されると仮定すると、月給約28万6000円以上あれば、年収400万円台に乗ります。
 
図表2から算出すると、男性は24歳・女性は29歳で年収400万円台の給与水準になります。ただし、実際には年2回給与1ヶ月分のボーナスが支給される企業は多くないと想定されますので、年収400万円台のハードルは高いと考えられます。
 

年収400万円が高給取りと言われる理由

 
20代の年収の平均額は315万9000円となっており、年収400万円台までは約85万円足りない計算になります。
 
また、20代の年齢別の給与平均額を見ても、年収400万円を超えられるのは年に2回ボーナスが支給される優良企業がほとんどであることが予測できます。ここでは、年収400万円を超えられる条件などについて、勤続年数や企業規模からの統計から考えていきましょう。
 

平均年収400万円を超えるのは勤続10年以上から

 
勤続年数が何年を超えると平均年収400万円を超えるのかを、民間給与実態統計調査から算出します。
 
【図表3】

勤続年数 平均年収
1~4年 316万円
5~9年 376万円
10~14年 448万円
15~19年 510万円
20~24年 567万円
25~29年 663万円
30~34年 677万円
35年以上 576万円

 
図表3のデータを見ると、平均年収400万円を超えるのは勤続10年以上です。
 
大卒での就職の場合、22歳で新卒で入社したとしても勤続年数10年を超えるのは32歳ですので、20代での年収400万円超えが難しいことを裏付けています。
 

年収200万円~400万円の方は全体の3割強

 
年収400万円超えの方がどの程度の割合でいるか見ていきましょう。
 
【図表4】

年収 割合
100万円以下 8.7%
100万円超200万円以下 14.2%
200万円超300万円以下 14.9%
300万円超400万円以下 17.0%
400万円超500万円以下 14.6%
500万円超600万円以下 10.1%
600万円超700万円以下 6.5%
700万円超800万円以下 4.4%
800万円超900万円以下 2.9%
900万円超1000万円以下 1.9%
1000万円超1500万円以下 3.5%
1500万円超2000万円以下 0.8%
2000万円超2500万円以下 0.2%
2500万円超 0.3%

 
図表4のデータから算出すると、年収400万円以下の方は全体の54.8%、年収200万円超~400万円の方の割合は3割を超えています。
 
全世代での統計で、年収400万円を超える方の割合は半分以下となります。
 

会社の規模が大きくなるほど平均年収も高くなる

 
会社の規模が年収にどの程度影響するのか、企業規模別の年収の割合から見ていきましょう。
 
【図表5】

2000万円未満 2000万円以上
5000万円未満
5000万円以上
1億円未満
1億円以上
10億円未満
10億円以上
100万円以下 10.6% 7.3% 7.5% 7.3% 6.3%
100万円超
200万円以下
16.6% 13.1% 12.4% 12.0% 7.2%
200万円超
300万円以下
18.7% 16.5% 14.3% 11.8% 7.5%
300万円超
400万円以下
18.6% 20.5% 19.6% 14.6% 8.7%
400万円超
500万円以下
14.8% 16.9% 17.2% 15.7% 11.8%
500万円超
600万円以下
9.0% 11.0% 12.0% 12.5% 12.1%
600万円超
700万円以下
4.0% 6.3% 7.0% 9.2% 11.2%
700万円超
800万円以下
2.5% 3.1% 4.5% 5.9% 9.2%
800万円超
900万円以下
1.3% 1.8% 2.2% 4.1% 7.6%
900万円超1000万円以下 0.9% 1.0% 1.1% 2.5% 5.4%
1000万円超1500万円以下 1.9% 1.5% 1.5% 3.3% 10.6%
1500万円超
2000万円以下
0.6% 0.6% 0.4% 0.7% 1.7%
2000万円超
2500万円以下
0.2% 0.1% 0.1% 0.2% 0.3%
2500万円超 0.3% 0.3% 0.2% 0.2% 0.4%

 
図表5のデータから、年収400万円以下の方が占める割合を、企業規模別に算出します。

●2000万円未満:64.5%
●2000万円以上5000万円未満:57.4%
●5000万円以上1億円未満:53.8%
●1億円以上10億円未満:45.7%
●10億円以上:29.7%

資本金2000万円未満の企業では、年収400万円を超える方は約35%しかいません。逆に、資本金10億円を超える企業では、年収400万円を超える方が70%以上いる計算になり、企業の資本金と社員の年収は比例しています。
 

20代の年収は平均315.9万円! 400万超えは大企業への就職が近道

 
20代の平均年収は315万9000円となっており、20代で年収400万円を達成している方は高給取りと言って差支えないでしょう。
 
年収400万円を超えるには、平均して勤続年数10年以上が必要となっており、30代を過ぎた頃から年収400万円が見えてきます。
 
ただし、資本金10億円を超える大企業の場合、年収400万円を超えている方の割合が7割を超えていますので、年収400万円を達成するためには大企業への就職が近道です。
 
出典
国税庁「民間給与実態統計調査」
国土交通省「全年齢平均給与額」
政府統計の総合窓口「人口推計」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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