更新日: 2022.05.09 年収

30代後半、東京で働く人の年収中央値っていくら?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

30代後半、東京で働く人の年収中央値っていくら?
30代後半になると働き方や家族構成などによって年収に差が出てきます。東京で働いている人の中には、年収中央値がどのぐらいなのか知りたい人もいるでしょう。
 
ここでは「年収中央値」と「平均年収」の違いを説明した上で、東京で働く30代後半の人の年収中央値を説明します。なお、10人以上の企業で勤務している人の目安年収をここでは紹介します。自営業の人は含んでいません。
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なぜ「年収中央値」が大切なのか

年収の目安を調べる際、「平均年収」よりも「年収中央値」のほうが参考になると言われます。「平均年収」はすべての人の年収を足して人数で割った額なのに対し、「年収中央値」は集団のちょうど真ん中にいる人の年収額です。
 
平均年収だと、年収が飛び抜けて高い人たちがいるとその数値に引っ張られてしまいますが、年収中央値は特異な数値によって結果が左右されにくいため、その集団の標準的な年収を知ることができます。このように「年収中央値」は現実に近い数字として参考にできるため、「平均年収」だけでなく「年収中央値」も確認する必要があるのです。
 

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ボーナスを除いた年収中央値は433万円前後

東京に住む30代後半の年収中央値は公にされていません。ただし、「令和2年(2020年)賃金構造基本統計調査」からは東京都全体の平均年収が475万3600円で、年収中央値が432万4800円ということが分かっています。この平均年収は手当などを含んだ1カ月あたりの現金支給額を12倍した金額で、ボーナスや特別給与の額を含んでいません。平均年収に占める年収中央値の割合は90.9%です。
 
この年の30代後半の平均年収は476万4000円と、全体の平均よりやや高い金額でした。90.9%をこの金額にかけると433万5240円となるので、東京の30代後半の、ボーナスを除いた年収中央値は433万円前後と推測できます。
 
男女別に見ると、男性全体の平均年収が522万6000円、年収中央値が432万4800円、女性全体の平均年収は384万9600円、中央値が358万8200円だったのに対し、30代後半の男性の平均年収は515万8800円、女性の平均年収は401万4000円でした。
 
男性の平均年収に占める年収中央値の割合は82.8%、女性は93.2%です。この数値をそのまま当てはめると、30代後半男性の年収中央値は427万1486円、女性が374万1048円となります。なお男性が38万9650人、女性が20万5190人でした。実際の年収はこの金額に賞与を足した額です。30代後半の賞与の平均額は122万1200円、男性の平均額は136万6700円、女性が94万4900円でした。
 

ボーナスを含めると540万円前後

実際の年収は、毎月の給与にボーナスを足した額です。30代後半の平均年収に「年間賞与その他特別給与額」を足した金額は598万5200円となりました。また、総務省の「就業構造基本調査」を元に年収分布を見ていくと、年収中央値が500万円から599万円の間であることが分かります。年収中央値が年収の9割だとした場合、598万5200×0.9=538万6680円となるため、賞与を含めた年収中央値は540万円ほどだと推測できます。
 

東京の30代後半の年収中央値は500万円台

年収中央値はその集団のちょうど真ん中にいる人の年収で、特異な数字の影響を受けにくいことから現実的な数字として参考にできます。東京で働く30代後半の年収中央値はボーナスを除くと433万円前後、ボーナスを含めると540万円前後ではないかと推測できます。なお、平均年収に占める年収中央値の割合は男性のほうが低く、女性のほうが高くなっています。
 

出典

【e-Stat】賃金構造基本統計調査 令和3年賃金構造基本統計調査(順次掲載予定)
【賃金構造基本統計調査】令和2年以降 一般_都道府県別_年齢階級別DB | 統計表・グラフ表示 | 政府統計の総合窓口
【2022年】日本の平均年収・年収中央値は?職業年齢別の給料比較
【ファイナンシャルフィールド】東京都在住の人々の年収中央値はどれくらい?
【年収ガイド】東京都の未婚・既婚男性の年収分布中央値、割合がわかる
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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