更新日: 2022.06.04 年収
【暗躍】「スパイ」ってつまりどんな仕事? 「なり方」や「年収」は?
しかしながら、実際はそうでもないという話もあるのです。この記事では、スパイの実情について特にアメリカの事例を深掘りします。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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スパイのイメージ
スパイとは、日本語で「諜報員」と訳されます。諜報員の「諜」とは、敵の様子を探って味方に知らせる人物のことで、主に国家の利益のために情報を収集したり、場合によっては非合法な工作を行ったりする存在とされています。
外国などで活動する際に、合法的に行っても情報が得られない場合には、その国の当局に知られないように秘密裏に行動することもあるようです。その部分だけが大げさに誇張されているのが、映画や小説の「スパイ」イメージであるといえるでしょう。
実際のスパイの仕事と年収
スパイは、要するに情報を扱う国家公務員ですから、文献調査やさまざまな文書作成など一般的な事務などもその業務に含まれます。また、文書化される前の最新の情報は詳しい人物に聞き取り調査を行う必要があるため、人脈の構築なども重要な職務なのです。
もちろん、特殊な状況での危険な任務もありますが、実際のスパイの仕事はそれほど派手なものではないようです。このようなスパイの年収ですが、アメリカの諜報員の場合は平均で500万円程度の安定収入が得られます。
スパイの就職活動と年収
スパイになるためには、いくつかの条件があります。
・経歴に問題がないこと
スパイは国家の安全を守る仕事ですので、敵対する国家からの干渉を受ける可能性があります。
例えば、「二重スパイ」という言葉があるように、ある外国の情報を収集するふりをして、実はその外国に内部情報を漏えいするスパイもいるのです。そのため、スパイを採用する政府機関などは応募者に対して厳しい身辺チェックを行います。
・大学の卒業資格を持っていること
一般的には刑事司法分野の学士が要求されるようですが、ほかにコンピューターサイエンス、心理学などを専攻した応募者もいます。
スパイはさまざまな分野の知識を用いて総合的な判断を要求される職務ですので、アメリカの大学などで一般的なダブルメジャー(複数の学位を専攻すること)の応募者は有利になります。
・外国語に堪能であること
スパイは国家の利益を守る存在ですので、外国で職務を遂行することが多いといわれています。
そのため、複数の外国語に堪能なほうが有利です。派遣された地域の現地人と同等レベルの会話力などは特に重視されます。
・体力に自信があること
応募者には体力試験が課されます。映画や小説のような派手なアクション能力が求められるわけではないのですが、外国での非合法活動などの場合は相応の忍耐力やサバイバル能力は求められます。一般人よりは高いレベルの体力と精神力は備えておく必要がありそうです。
派手な世界を期待しないようにしよう
実際のスパイの仕事を知るには、職務について元スパイが書いた書籍などを参考にして、間違った期待をしていないかどうかを確認したほうがよいでしょう。
配属される部署によっては、一般的なオフィスワークと変わらないこともあります。それでもスパイになりたいという場合は、スパイを募集している政府機関などに求人を問い合わせてみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部