更新日: 2022.10.05 年収

「年収250万」で都内一人暮らしは可能?家賃はどのくらいにすべき?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

「年収250万」で都内一人暮らしは可能?家賃はどのくらいにすべき?
地方に住んでいる人の中には、就職をきっかけに東京都内で生活したいと考える人もいるでしょう。
 
しかし、気になるのは物価が高いといわれる東京都内で一人暮らしが可能かどうかということ。地方と東京都内だと生活スタイルも大きく異なります。
 
そこでこの記事では、年収250万円の20代~30代の若者が、東京都内で一人暮らしが可能なのかどうかを、検証していきます。
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東京都内は家賃が高い

東京都内で生活をするときに、他の地域と違って高いのが家賃です。
 
全国賃貸管理ビジネス協会が2022年8月に公表した「全国家賃動向」によると、東京都の1部屋(1K・1DK・1LDKを含む)の家賃相場は全国最高値の6万8910円でした。全国平均の5万790円より1万8000円近く高く、隣県の神奈川(5万9820円)・埼玉(5万4246円)・千葉(5万4455円)と比べても高い状況です。
 
東京23区内や人気がある中央線沿線になると、これよりも家賃相場が高くなる傾向があります。SUUMOのデータによると、人気のある中野駅周辺や吉祥寺駅周辺の家賃相場は8万円、荻窪駅が8万2000円となりました。
 
もちろん、築年数が経過している物件や駅から離れた場所にある物件を探せば安く借りられますが、生活がしづらいと感じる人もいるかもしれません。
 

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家賃5万円以下の物件が理想

それでは、年収が250万円の人はどのぐらいの家賃の物件に住めるのでしょうか。
 
一般的に、賃貸物件を借りるときには「家賃の36倍以上の年収」があるかどうかを確認するといわれています。年収250万円の人が借りられる物件の家賃は、6万9444円となります。しかし、貯金などをして堅実に生活することを目指すのであれば、家賃は「手取り収入の25%~30%」にするのが理想です。
 
年収250万円の人が1年間に受け取れる手取り収入は、額面の80%ほどの200万円です。それを12ヶ月で割ると、1ヶ月当たりの手取り収入は16万6667円となります。ボーナスも受け取って年収250万円になる人だと、1ヶ月当たりの手取り収入はそれよりも低くなるでしょう。手取り収入16万6667円の人が、1ヶ月に家賃として使える理想の金額は4万1667円(手取りの25%)~5万円(同30%)となります。
 
この条件で部屋を探そうとすると、23区外の多摩地域などならば見つかるかもしれませんが、23区内では難しくなります。
 

隣接県やシェアハウスも視野に入れて部屋探しをしよう

勤め先が東京23区内であれば、多摩地域よりも神奈川県や埼玉県、千葉県など隣接県で部屋を探すと、条件に合い、なおかつ職場に通いやすい物件が探しやすくなります。また、一人暮らし用の物件ではなくシェアハウスを探すのも一つの方法です。
 
シェアハウスとは、キッチンや浴室、トイレは共用になりますが、プライベートな個室が用意されている物件のことです。友人同士で部屋を借りるルームシェアと違い、知らない人と住むことになりますが、初期費用や家賃、光熱費などを抑えて生活することができます。シェアハウスなら23区内であっても条件に合う物件が見つかるかもしれません。
 

妥協できる条件・妥協できない条件を決めて部屋探しを!

東京都内は家賃が高く、年収250万円だと良い条件の部屋を探すのが難しいかもしれません。多摩地域まで範囲を広げれば借りられるかもしれませんが、隣接県のほうが職場に通いやすいかもしれません。
 
どうしても、23区内に住みたいという希望があるのならば、シェアハウスを探すのも一つの方法です。年収250万円でも都内に住むことは可能ですが、物件数が少ないので、妥協できる条件・妥協できない条件を決めてからの部屋探しがおすすめです。
 

出典

全国賃貸管理ビジネス協会 全国家賃動向 2022 8月
SUUMO 東京都の賃貸家賃相場・賃料相場を調べる
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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