更新日: 2024.09.03 年収
「カイジ」の世界で使われている通貨・ペリカは日本円に換算するとどれくらい? 地下王国の商品価格についても考察
この記事では、作品の中で登場する商品を例に挙げながらペリカの貨幣価値について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
ペリカの貨幣価値は日本円の約10分の1で地下王国の賃金は日給350円
まずはペリカの貨幣価値について解説します。結論からいうと、ペリカの貨幣価値は日本円の約10分の1、つまり、1ペリカは0.1円(10銭)とされています。
また、地下王国での労働賃金は手取りの日給で3500ペリカ(350円)です。労働賃金としては1日当たり3万5000ペリカ(3500円)ですが、そこから借金の返済分として2万ペリカ(2000円)が差し引かれ、さらに施設利用料や食費の名目で1万1500ペリカ(1150円)が差し引かれるため、労働者の日給は3500ペリカ(350円)となります。
地下王国では、週1日は休日があるため1ヶ月の労働日数は26日として考えます。そのため、労働者の月給は3500ペリカ(350円)×26日=9万1000ペリカとなり、これを日本円に換算すると9100円という計算になります。
東京都の最低賃金が時給1072円であることを踏まえると、地下王国での労働賃金がいかに低い水準かが分かるでしょう。
「カイジ」の地下王国での商品の販売価格は現実世界よりも高め
次に、「カイジ」の地下王国での商品の販売価格を現実世界と比較します。すると、現実世界の1.5倍~3倍程度に設定されていることが分かりました。
以下に、「カイジ」の地下王国で販売されている一部商品の価格を表にまとめました。
図表1 「カイジ」地下王国とコンビニの商品価格比較表(太字は最安値)
商品名 | 「カイジ」地下王国 | ローソン | セブンイレブン |
---|---|---|---|
焼き鳥(1パック4本入り) | 7,000ペリカ(700円) | 476円 | 600円 |
ビール 350ml缶 | 5,000ペリカ(500円) | 139円 | 136円 |
ポテトチップス うすしお味 | 3,000ペリカ(300円) | 198円 | 213円 |
柿ピー 1袋 | 1,000ペリカ(100円) | 160円 | 159円 |
筆者作成
「カイジ」の地下王国での販売価格をコンビニエンスストア大手のローソンとセブンイレブンの価格と比べると、例外的に柿ピーは現実世界よりも地下王国のほうが割安で販売されていることが分かりました。
その一方で地下王国での焼き鳥、ビール、ポテトチップスの値段は、現実世界の約1.2倍~3.7倍となっています。
地下王国の商品価格だけを比べると少し割高な価格が設定されているだけに感じるかもしれませんが、地下王国の月給が日本円で9100円ということを踏まえると、地下王国での買い物は、相当な贅沢であるといえるでしょう。
まとめ
今回は「カイジ」の中で登場する通貨・ペリカが日本円に換算するとどのくらいの貨幣価値があるか解説しました。ペリカの貨幣価値は日本円の約10分の1で、地下王国での商品の販売価格は現実世界の約1.2倍~3.7倍で設定されているものが多いため、いかに地下王国での生活が過酷であるかが分かります。あなたも「カイジ」の世界観に触れて、お金の大切さを学んでみてはいかがでしょうか。
出典
ローソン 商品・おトク情報
セブンイレブン 商品のご案内
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部