更新日: 2023.05.03 年収

30代で年収500万は高望み?30代の平均年収はいくら?

30代で年収500万は高望み?30代の平均年収はいくら?
一般的な年収は400万円程度と言われることがあります。それを聞いて、自分は30代のうちに500万円は稼ぎたいと考えている方もいらっしゃるはず。一方で、今の自分の年収から500万円という数字はとても大きなものと感じる方もいらっしゃるでしょう。そこで、30代の平均年収について考えていきます。
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

30代の平均年収はどれくらい?

国税庁の「民間給与実態統計調査」によれば、30歳から34歳の平均年収は413万円、35歳から39歳では449万円となっており、年収500万円には届かないようです。ここだけみると、30代で年収500万円はやや厳しいものに感じられます。
 
一方、男性に限ってみると、30歳から34歳の平均年収は472万円、35歳から39歳では533万円となっており30代中盤以降は500万円を超えています。女性に限ってみると30歳から34歳の平均年収は322万円、35歳から39歳では321万円となっています。
 
30代は、結婚や昇進などで公私さまざまな要素がキャリアに差として出始める年代です。性別などにもよりますがあくまでも30代全体での平均年収については、400万円台前半程度と考えておくとよいでしょう。
 

30代で年収500万円は高望みなのか

30代の平均年収が500万円に届かないことを考えると「30代で年収500万円は高望みではないのか」と考えられる方もいらっしゃるかもしれませんが、完全に高望みともいえません。
 
平均年収が400万円を超えていることを踏まえると、高望みではなくむしろ努力次第では現実的に到達可能な範囲だと考えられます。年収800万円や1000万円ならともかく、平均年収から100万円程度の範囲にある年収500万円であれば工夫次第で到達できる可能性は十分あります。
 
むしろ、平均年収より少し高い程度の500万円という数値を目標にするのは30代にとってよい目標だといえます。
 

30代で年収500万円を目指すには?

30代で年収500万円を目指そうと思ったら相応の努力が必要になります。大手企業や金融業界に勤めているなど高所得を狙いやすい環境であっても、ある程度の結果を出して昇進・昇給をするための努力は必要でしょう。
 
しかし会社の規模や業界によっては、努力によっても年収500万円を目指すことが難しい場合もあります。そういった場合は業種や職種の変更、事業規模の大きな会社を目指して転職する必要があります。
 
転職が難しければ勤務先のルールの範囲内で副業をするというのも有効です。副業は今の年収を下げることなく行えるためリスクを抑えた上での年収アップが狙えます。
 
いずれにせよ30代で年収500万円を目指すには、自分の働いている環境や自身のスキルを分析するなど年収を上げるための努力が必要になるということです。
 

年収500万円を目指す理由は?

見落としがちな部分ですが年収500万円を目指す理由も大切です。理由は生活を楽にするため、家族のため、自己肯定感を高めるためなど人によってさまざまでしょう。
 
仮に年収500万円を達成できたとしても仕事の負荷に耐えきれず心身を壊してしまうこともあります。人によっては年収500万円を目指す過程でモチベーションを失い30代で「年収500万円なんて高望みだったんだ」と感じてしまうこともあるでしょう。
 
そういった状況に陥らないためにも長い目で見るのであれば30代で年収500万円を目指す場合、その理由についても明確にする必要があるといえるのです。
 

30代で年収500万円は高望みではない


 
30代で年収500万円を目指すことは決して高望みではなく現実的な範囲の目標といえます。
 
30代の平均年収は400万円前半です。30代という若さで年収500万円を狙うとなるとそれなりの努力が必要でしょう。もし年収500万円を30代でと考えるのであれば、目的を明確にしつつ、正しく努力をしてみてください。
そうすることで自身の年収を500万円に近づけていくことができるでしょう。
 

出典

国税庁 令和3年分 民間給与実態統計調査

 
執筆者:柘植輝
行政書士

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