更新日: 2023.06.18 年収
会社員の収入アップはなぜ難しい? フリーランスとの違いと給与アップ方法
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
会社員の給与が上がりづらい理由
株式会社識学(東京都品川区)が、「賃上げに関する調査」を実施しました。調査対象は全国の従業員数10名以上の企業に勤める20歳〜59歳の男女、有効回答数は300サンプル(会社員150名、会社経営者・役員150名)、調査期間は2022年2月9日〜2月13日です。
同調査によると、「あなたがお勤めの企業では、2023年に賃上げを予定していますか。もしくは、すでに賃上げされましたか」という問いに対して、全体の49.7%が「賃上げは予定されていない」と回答しています。
賃上げできない理由としては、「業績が伴わないから」が最も多く60.9%、次いで「従業員が賃上げできるほどの業務をしていないから」が21.9%、「給与を上げられる体制(給与査定など)が出来ていないから」が6.3%という結果でした。
このように、会社員の賃上げは業績、評価、体制に左右されることが分かります。賃上げする場合も、年1回など企業によってタイミングが決まっているという点も、給与が上がりづらい原因です。
一方のフリーランスに給与は存在しないものの、業務を受注すればするほど収入はアップします。ただし依頼がなければ収入は途絶えるため、会社員のほうが安定性は高いといえます。
どうやって給与を上げればよいのか
会社員が給与を上げる方法として、比較的スムーズな手段に転職があります。個人のキャリアやスキルによっても異なりますが、転職市場で高い評価を得られた場合、現在の職場よりも高い給与で雇用される可能性があるでしょう。そのため、求人サイトで募集を探したり、人材紹介会社に登録したりするなど、積極的に動いてみてはどうでしょうか。
転職以外で給与を上げるには、「現在の会社で評価されるスキルを習得する」という方法があります。例えば会社で推奨されている資格を取得することにより、資格手当が付くかもしれません。その資格を業績に反映できれば、評価アップに伴って昇給できる可能性もあります。
なお、収入全体で考えた場合、「給与以外に副業収入を確保する」という方法も考えられます。自宅でできる副業にプログラミングやライティング、デザインなどがありますが、一定のスキルが求められますし、本業と両立するには時間の確保が必要です。時代の流れでニーズが変化することもあるので、慎重に進めるとよいでしょう。
まとめ
本記事では、会社員の収入アップについて解説しました。賃上げは業績、評価、体制によって左右されるため、必ずしも希望通りに給与アップできるとはかぎりません。
その場合に給与を上げるには、転職やスキルの習得を考えるとよいでしょう。
出典
株式会社識学 賃上げに関する調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー