40代の「平均ボーナス」はどのくらい? 2023年夏は「1.8%」増加の見込み!?
配信日: 2023.06.21
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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全年代における「平均ボーナス」の現状
全年代の社会人における2022年の年間ボーナス平均支給額は105万1000円であり、前年より4万9000円増加しました。この支給額は冬ボーナスが49万6000円(前年比+1万1000円)、夏ボーナスが50万1000円(前年比+3万1000円)で構成されています。
また、ボーナスが増加したと感じる人の割合は32.5%で、前年の22.0%から大幅に増加しました。一方、ボーナスが減少したと感じる人は23.5%でした。
男女別では、男性の平均支給額は121万7000円、女性は71万6000円でした。これらの結果は、1万5000人の社会人を対象としたインターネット調査「ボーナス平均支給額の実態調査」によるものです。全体的に見て、ボーナスの平均支給額は増加傾向にあることが確認されました。
40代の「平均ボーナス」の傾向と分析
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、40代の平均ボーナスは、年齢が上がるとともに平均支給額も上がる傾向が見られます。具体的には、40~44歳の平均が101万2800円、45~49歳の平均が108万1300円となっています。
また、前述の「ボーナス平均支給額の実態調査」では40代の年間ボーナスの平均は109万7000円となり、前年度と比べて5万7000円のアップが見られました。
しかし、これらの金額は平均であり、業種や人によって、ボーナスの支給額に大きな差があることを覚えておく必要があります。なお、近年は年功序列を廃止する流れが出てきており、今後は年齢によるボーナス支給額の差は小さくなるかもしれません。
なお、具体的な金額は年々変動する可能性があるため、最新の情報を常に確認することが重要です。
「平均ボーナス」の適切な理解と今後の展望
現在の年間平均ボーナス支給額は前回の調査から増加しており、各期間においても増額が見られます。今後の展望としては、2023年夏の民間企業の1人当たりボーナスは、前年比1.8%の増加が予想されています。これは、近年にない高水準の賃上げが実現した2023年の春闘の結果を背景にしています。
また、民間・公務員合わせたボーナス支給総額も、前年比3.3%増加する見込みとされており、定例給与とボーナスの双方が増加することにより、個人消費を支える材料となりそうです。
しかし、2022年度下期の企業収益の見通しが弱含みのため、ボーナスの伸び率は昨夏と比較して鈍化する可能性もあります。以上の情報から、個々の給与状況や社会全体の経済状況を考慮に入れて、ボーナスの適切な理解とその利用を考えることが重要であると言えます。
40代のボーナス平均額を理解する
業種や個々の状況によって、ボーナス額には大きな差があるため、自身の状況を正しく把握することが重要です。ボーナスの変動は単なる数字の変化以上に、私たちの生活やキャリア選択に深く関わっています。
それを理解し、自身のボーナスの動向を予想することで、賢明な生活設計やキャリアプランを策定する一助となるでしょう。自身の経済状況を理解する一歩として、参考にしてみてください。
出典
doda ボーナス平均支給額の実態調査【最新版】(冬・夏、年代別、職種別の賞与)
MIZIHOみずほリサーチ&テクノロジーズ みずほインサイト 2023年夏季ボーナス予測
厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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