20代期間工の月収、平均と中央値それぞれいくら？

期間工は、20代の収入としては比較的高収入であるといわれています。期間工は期間限定で雇用されていますが、さまざまな手当があるなど高待遇のケースが多いです。では、入社からまだ期間が浅く、一般的に年収も少ないとされている20代の場合でも期間工の月収は高収入なのでしょうか。本記事では、20代期間工の平均月収と中央値について解説します。

期間工の平均月収は30万円以上

期間工は期間限定で直接企業と契約を結んで働く仕事ですが、同じ場所で働けるのは最長35ヶ月間となっています。そのため、35ヶ月間経過した際には正社員として雇用されるか、ほかの企業で働かなければなりません。
 
ただ、期間工は大手企業の製造工場勤務になるケースが多く、一般的には寮で生活するため、貯金しやすいのが魅力です。また、期間工は年齢による収入差が少なく、20代でも初月から高収入を得られるチャンスがあります。
 

・期間工は基本的に時給制や日給制が多い

期間工の収入は、一般的に時給制もしくは日給制になっていることが多いです。時給の場合、平均1100～1500円前後なので、1日8時間労働をしたとして1日当たり8800～1万2000円程度得られます。
 
雇用する企業によって異なるものの、寮に入る場合は光熱費が無料で、寮費も1～2万円など安く設定されていることが少なくありません。1ヶ月で20日間働いたとして、単純計算で月収17万6000～24万円になります。ただ、期間工は早朝勤務と夜間勤務があったり、残業があったりするので、この金額にさまざまな手当が加わります。
 

・大手メーカーの製造工場で働く場合の平均月収は30万円前後

期間工は、需要に対して従業員数が不足しがちな大手メーカーの工場で募集されていることが多いです。勤務する場所にもよりますが、例えば、大手メーカーであれば30～35万円前後となっています。仮に、月収30万円だとして、単純計算で年収360万円です。
 
また、入社祝い金を支給している企業も多いです。入社祝い金だけで50万円支給されるところもあります。つまり、期間工は初月から超高収入を得られる可能性が高いです。さらに、皆勤手当、契約期間が満了すれば満了慰労金、寮に入る場合に赴任・帰任手当などが支給されます。そのため、年収400万円前後になる場合もあるでしょう。
 

・期間工の月収の中央値は約33万円

期間工の月収の中央値を算出すると、33万1750円（年収約398万1000円）です。こちらは年齢別で作成されたものではありませんが、期間工の収入は年齢が影響しないケースが少なくありません。そのため、20代期間工の月収として参考にできます。
 

期間工ならば20代でも年収360万円以上になるケースもある

期間工はさまざまな手当があるため、月収が30～40万円前後になるケースもあります。また、寮に入って生活することが多いので住居にかかるコスト（家賃など）が非常に安く、貯金したい場合にもよい職業です。
 
期間工が同じ場所で働けるのは最長35ヶ月なので、そのまま正社員として雇用されるチャンスもあります。一般的な20代より多い収入を得たい場合は、期間工を選択肢に入れるのもひとつの方法といえるでしょう。
 

出典

平均年収.JP 年収の上がり方が高い業種はどんな業種？年齢による年収の上がり幅を男女別で解説します！ 期間工の平均年収と平均月収

 
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー