更新日: 2023.07.13 年収

今年の夏のボーナスは景気上昇でアップ? 支給額の傾向をチェック!

執筆者 : 下中英恵

今年の夏のボーナスは景気上昇でアップ? 支給額の傾向をチェック!
今回は、2023年の夏のボーナスの傾向について、アンケート調査の結果や、各種統計を基にして、見通しをチェックしていきます。また、ボーナスをむだづかいしないための方法なども紹介します。
下中英恵

執筆者:下中英恵(したなかはなえ)

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

“東京都出身。2008年慶應義塾大学商学部卒業後、三菱UFJメリルリンチPB証券株式会社に入社。

富裕層向け資産運用業務に従事した後、米国ボストンにおいて、ファイナンシャルプランナーとして活動。現在は日本東京において、資産運用・保険・税制等、多様なテーマについて、金融記事の執筆活動を行っています
http://fp.shitanaka.com/”

2023年夏のボーナスは前年冬より増加傾向?

帝国データバンクが企業に対して行ったアンケート調査の結果によると、2023年の夏季賞与の支給状況(1人あたりの前年比の平均支給額)についての回答と、その割合は、以下のとおりです。
 

賞与はあり、増加する:37.4%
賞与はあり、変わらない:36.4%
賞与はあるが、減少する:9.3%
賞与なし:11.2%
分からない:5.7%

 
夏季賞与の支給があると回答した企業は、全体の83.1%となっています。また、調査方法や支給時期が異なるため、単純な比較はできませんが、「賞与が増加する」と回答した企業の割合は37.4%と、2022 年冬季賞与でのアンケート(21.2%)に比べて大幅に上昇する結果となりました。
 

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予想される平均支給額

三菱UFJリサーチ&コンサルティングによると、2023年夏のボーナスの平均支給額は、民間企業で1人あたり、40万276 円という見通しになっています。これは前年に比べて2.8%のアップです。
 
一方、公務員の場合は63万7400円と、前年比でプラス9%の大幅な増加が予測されています。
 
こうした見通しから、2023年の夏はボーナスの支給額が増えるケースが多くなることが考えられます。
 

ボーナスをむだづかいしないためには?

今夏はボーナスがアップする、というニュースに喜んでいる人も多いと思いますが、油断は禁物です。ボーナスの支給額が上がっても計画的に管理しないと、あっという間にお金はなくなってしまいます。
 
現在は物価高が続いており、普段の買い物や食費などで支出が増える傾向にあるため、ボーナスの増加分については物価の上昇分と考え、むだづかいしないように気をつけましょう。
 
例えば、ボーナスを夏の旅行やレジャー費などに充てる予定がある場合、その分を除いた残金は、貯金用の口座に移しておきましょう。特に使い道が決まっていない場合でも、とりあえず貯金用の口座に移すのが賢明です。
 
また、「NISA」などで資産運用を行っている方は、運用資金に充てるという使い方もあります。現行の一般「NISA」では年間120万円までは非課税で投資ができるので、非課税枠が余っている場合、ボーナスで資金が増えた分を投資に回すこともできるでしょう。
 

まとめ

ここ数年は新型コロナウイルスの影響で、思うように収入が増えなかった、という方も多いかもしれませんが、景気は一部、回復傾向が見られます。ボーナスの支給額がアップするという調査結果や見通しも、その影響が大きいでしょう。
 
ただし、物価上昇も続いているため、お金は計画的に管理する必要があります。今回紹介した内容を参考にしながら、ボーナスの使い方について考えてみてはいかがでしょうか。
 

出典

株式会社帝国データバンク 2023年夏季賞与の動向アンケート

三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社 2023年夏のボーナス見通し

 
執筆者:下中英恵
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)、第一種証券外務員、内部管理責任者

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