執筆者：FINANCIAL FIELD編集部（ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ）
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健康と収入の関係
健康状態と年収は大きな関わりがあるとされており、特に肩こり・腰痛による経済的損失は年間3兆円という調査結果も発表されました。これは通院や入院にかかる医療費による出費や、仕事を休み利益を減少させてしまうことが大きな要因といえるかもしれません。
また、痛みが続くことで仕事に集中できず生産性が低下しますし、症状が悪化することで長期の休みが必要になったり、最悪の場合は退職に至ったりするケースもあります。これらのことから、身体ケアは年収アップにおいても非常に重要です。
身体のケアと健康診断
では、どのように身体をケアしていけばいいのか、また、健康診断の重要性を見ていきましょう。
肩こり
肩こりは、ストレスを感じた場合や、常に一点に集中していることなどが原因で起こります。頭痛の原因にもなるといわれますから、ケアがとても大切になります。休憩時間の合間に肩を動かすためにストレッチをすることや、リラックスする時間を作ることで対処するとよいでしょう。
腰痛
腰痛はさまざまな原因で発生します。同じ姿勢を長時間とっていることで痛みが生じやすくなりますが、特に座った姿勢は腰に大きな負担がかかるため要注意です。
デスクワークであれば、ほんの数秒でも腰を上げることや、なるべく骨盤をしっかり起こして姿勢をよくすることが有効です。また、休むとき、横になるときには、うつぶせの姿勢をとるのもよいとされています。
痛みは精神的にもつらいものがあり、抑うつの原因の一つになるといわれています。痛みのケアも心のケアも、早め早めの対処が非常に大切ですので、無理をせず適切な対処を心掛けましょう。
健康診断等について
厚生労働省の「国民健康・栄養調査（2018年）」の結果を見ると、年収が上がっていくごとに健康診断等の未実施者の割合が少なくなる傾向にあります。年収ごとの健康診断未実施者の割合は以下のとおりです。
●200万円未満：40.7％
●200万以上400万円未満：29.8％
●400万円以上：19.2％
●600万円以上：16.7％
●200万円未満：41.1％
●200万以上400万円未満：34.2％
●400万円以上：36.8％
●600万円以上：26.1％
特に男性では、年収が高くなるほど健康診断等の未実施者が減っています。これは日ごろから身体のケアを大事にすることが、年収アップにつながることを示しているかもしれません。定期的に自分の健康状態を把握し、素早く対応することは非常に重要です。
まとめ
身体ケアがいかに年収に関わるかを紹介してきました。肩こり・腰痛いずれの場合も経済的損失は非常に大きくなります。早めに痛みに対処することや、定期的に健康診断を受けるなど、日々のケアを大切にしましょう。万全の状態で仕事に励むことが年収アップにつながっているといえるので、身体ケアにしっかり気を配っておくとよいでしょう。
出典
厚生労働省 痛みを抱える就労者の実態把握および汎用性のある評価尺度の基礎的検討
厚生労働省 国民健康・栄養調査
執筆者：FINANCIAL FIELD編集部
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