更新日: 2023.08.03 年収

未経験ですが介護職に就きたいです。平均年収はいくらで給料を上げるには?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

未経験ですが介護職に就きたいです。平均年収はいくらで給料を上げるには?
現在の日本では「人生100年時代」という言葉が浸透し、高齢社会・長寿社会が進行しています。高齢者人口増加に伴って問題となるのが、介護人材の確保でしょう。介護業界は人手不足のため、未経験や無資格でも比較的就職しやすいといわれています。
 
本記事では、未経験から介護職に就いた場合、お給料はいくらくらいもらえるのかを解説します。また、介護未経験者向けの就職支援金についても紹介しますので、参考にしてください。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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未経験からでもできる介護職

介護業界にはさまざまな職種がありますが、一般的に未経験・無資格でもできるのは「介護職員」です。介護職員は老人ホームやデイサービス、訪問介護ステーションなどで身体介護をして、利用者の生活援助や日常生活をサポートします。
 
ただし、身体介護を行うには「介護職員初任者研修修了」以上が必要なため、無資格の場合は介護助手や介護補助として働くことになります。
 
具体的な介護助手・介護補助の仕事内容としては、次のものがあります。
 

●生活援助業務(食事の準備、掃除、洗濯、買い物、ベッドメイキングなど)
●送迎業務(運転免許がある場合のみ。通所型介護施設に通う利用者の送り迎え)
●事務的な業務(施設に関わる備品の発注や郵便物の発送、電話・来客対応など)

 
未経験からでも介護職員として働けますが、無資格では業務範囲が限られているので、仕事をしながら資格をとるといいでしょう。
 

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介護職員の給料は?

介護職員の平均給与について、資格なしの場合と資格ありの場合をそれぞれ紹介します。
 

資格なしの場合

厚生労働省の「令和4年度 介護従事者処遇状況等調査結果」によると、資格なしで介護職の常勤で働いている場合、令和4年12月時点の平均給与月額は27万530円です。令和3年12月時点の平均給与月額25万600円よりも2万円ほど高くなっています。
 

資格ありの場合

同調査結果によると、介護職員初任者研修修了者が常勤で働いている場合、平均給与月額は30万2910円です。こちらも令和3年12月時点の平均給与月額28万6530円よりも1万6000円ほど高くなっています。
 
また、資格なしの平均給与に比べると、資格ありのほうが月3万2000円ほど給与は高くなっているのが分かります。
 
未経験の人が給料を上げるには、まずは介護職員として経験を積みながら資格取得をするのがおすすめです。資格をとって、経験を積むほどお給料もアップするので、どんどんチャレンジしていきましょう。
 

介護職員の給料はこれから上がる?

介護職員の給料は上がりにくいと思われがちですが、実は年々上昇しています。国は介護人材確保と待遇改善を目的として「介護職員処遇改善加算」や「介護職員等特定処遇改善加算」などの取り組みを行い、処遇改善に向けて取り組んでいます。今後も給与水準のアップが期待できるでしょう。
 

介護分野就職支援金は未経験者の強い味方

「介護分野就職支援金」とは、未経験者が介護分野へチャレンジするのを支援する制度です。貸付ではありますが、介護職員として2年間働くと全額返済免除になります。
 

貸付金額

20万円以内で用途は自由(ただし、介護の仕事に就職するための費用として)
 

対象者

以下のすべてを満たす人
 

●介護未経験者、無資格で働いていた人や無職の人で、かつ、介護職員初任者研修などの所定の研修を修了した人
●介護保険サービス事業所等において介護職員等として就職した人
●就職支援金利用計画書を提出した人

 
都道府県によっては、条件が異なるケースがあります。お住まいの都道府県のホームページなどで確認してください。
 

まとめ

未経験から介護職に就いた場合の給料と、介護分野就職支援金についてご紹介しました。
 
介護職は未経験から始めるのは大変ですが、本人のやる気次第ではステップアップができ、お給料も上がっていくので、将来性は十分といえるでしょう。転職や再就職もしやすく、安定した収入も見込めるので、ライフプランも立てやすいのが大きな魅力です。
 

出典

厚生労働省 令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果

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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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