更新日: 2023.08.31 年収

年齢で給与はどれくらい違う? 年代別「20代」~「60代」の平均給与を解説

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

年齢で給与はどれくらい違う? 年代別「20代」~「60代」の平均給与を解説
一般的には、年齢が上がるにつれて年収は増えていきます。しかし、年代ごとの平均給与を把握している人は、あまり多くはないでしょう。年代ごとの給与水準の把握は、自分の現状や将来を見極める上でも非常に重要です。
 
今回は、国税庁の公表しているデータをもとに、20〜60代までの平均給与を紹介します。また、年代ごとの給与水準を把握しておくことの重要性についても解説します。これらはあくまでも調査結果であり、各企業により実態は異なりますが、参考にしてください。
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年代ごとの平均給与は?

国税庁の実施した令和3年分の「民間給与実態統計調査」の結果をみると、全世代の平均給与は443万円となっています。男性は545万円、女性は302万円です。その上で、20〜60代までの平均給与をみていきましょう。
 
同調査では各年代を前後半の階層に分類し、平均給与を公表しています。ここでも、それぞれの階層ごとにデータを紹介します。
 
・20代の平均給与
20〜24歳の平均給与は269万円です。男性は287万円、女性は249万円となっています。25〜29歳になると平均給与は300万円を超え、371万円となります。男性は404万円であり、400万円を超えました。女性は328万円です。女性の328万円という平均給与額は他の年齢階層にもみられますが、これを超える数字は表れません。
 
つまり、女性の平均給与という観点では、328万円がピークということになります。
 
・30代の平均給与
30〜34歳の平均給与は413万円です。男性は472万円、女性は322万円となっています。35〜39歳の平均給与は449万円という結果でした。男性は533万円で、女性は321万円です。男女合わせたデータでは、30代後半で全世代の平均給与を超えたことになります。
 
・40代の平均給与
40〜44歳の平均給与は480万円となっています。男性は584万円で、女性は324万円です。女性の場合、女性全体の平均給与額は20代後半で超えましたが、男性は40代前半で全世代の男性の平均給与を超えたことになります。45〜49歳の平均給与は504万円です。男性は630万円で、600万円を超えました。女性は328万円で、25〜29歳の水準と同等となっています。
 
・50代の平均給与
50〜54歳の平均給与は520万円です。男性は664万円で、女性は328万円となっています。55〜59歳の平均給与は529万円です。男性は687万円で、年齢階層別ではピークとなっています。女性は316万円でした。50代後半は男性と女性の平均給与の差が300万円以上あり、年齢階層別ではもっとも大きな差のある階層となっています。
 
・60代の平均給与
60〜64歳の平均給与は423万円です。ここで、全世代の平均給与を下回りました。男性は537万円、女性は262万円で、男女ともに全世代の平均給与を下回っています。65〜69歳の平均給与は338万円です。男性は423万円で、女性は216万円という結果でした。
 

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年代ごとの平均給与を把握しておくメリット

「民間給与実態統計調査」は毎年行われているため、細かな数字は年ごとに変わります。しかし、急激な増減はあまりないでしょう。各年代の平均給与の把握により、自分の現状の把握と未来の年収のおおよその想定が可能です。
 
もし同年代の平均と比較して少ないようであれば、将来に向けて何かしらの行動を起こす必要があります。転職や副業、投資をはじめとする資産運用など、選択肢は少なくありません。現在の年齢と属している産業や職種、企業なども考慮しながら、今後の行動を決定していきましょう。
 
年代ごとの平均給与の把握は行動の選択だけではなく、モチベーションの向上にも活用できます。早めに行動できるよう、常に平均給与を意識することも重要です。
 

年代ごとの平均給与を把握して未来に向けた自分の行動を選択しよう

年代ごとに平均給与は異なります。徐々に増えていきますが、男性に限ってみても平均で700万円を超える年代はありません。
 
女性は平均で400万円を超える年代がないのが実態です。年代ごとの平均給与の把握は、自分の現状や未来の計画に活用できます。平均よりも少ない、あるいは、将来的に受け取れるであろう給与額に不満があるのであれば、転職や副業、投資などを具体的に検討する必要があります。
 

出典

国税庁 令和3年分 民間給与実態統計調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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