更新日: 2023.08.31 年収
期間工の入社祝い金はどれくらいもえる? 最大で100万円も?
ただ、入社祝い金の金額については各社で異なり、雇用されている間に得る収入総額に影響します。本記事では期間工の入社祝い金額について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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入社祝い金の支給タイミングはそれぞれの企業で異なる
入社祝い金は企業によって呼び方が異なりますが、一般的には入社祝い金もしくは特別手当と呼ばれています。
・入社祝い金が支給される理由
入社祝い金は期間工をする魅力のひとつです。企業が期間工に入社祝い金を支給している理由はそれぞれの会社で異なることが前提ですが、一般的には「人材の確保のため」といわれています。少子高齢化で多くの企業が人材不足となっており、期間工においてもより多くの人材を必要としている状態です。
しかし、夜勤に慣れない、肉体労働がつらいなどさまざまな理由で期間満了前に辞めてしまう人もいます。そういった事情があるため、入社祝い金を支給することで多くの人材に応募してほしいという目的があるようです。
支給されるのはいつ?
入社祝い金といっても、支給されるタイミングは企業によって異なります。「入社日当日」「入社から1週間以内」「初任給の支給日」「複数回に分けて支給」「支給条件クリア後」などが多いです。
例えば、入社日当日や1週間以内、初任給と同時に支給されるといったケースは、初任給までの生活費や雇用にあたって引っ越しする場合の費用の一部に使用できるようにという理由から支給されていることが少なくありません。そのため、入社祝い金が少額の傾向があります。
複数回に分けて支給される場合は、一般的に高額の場合が多いです。数ヶ月ごとに支給され、「がんばったご褒美」のようなものといえます。こういった支給方法は主に製造業などで行われており、長く働いてほしい、多くの人材が欲しいなどの背景があるようです。
入社祝い金を受け取るために条件をクリアしなければならないというケースも、長く働いてもらうためという目的があるようです。支給される条件は企業側が決めた在籍期間をクリアしている、勤務態度を見たうえでといったものです。
高額な入社祝い金が支給される会社TOP3
入社祝い金は数万~100万円弱と幅広いですが、高額な入社祝い金を支給している企業を上位順に3社紹介します。なお、こちらの入社祝い金の金額は2023年8月末現在のものです。
・アイシン株式会社(100万円)
アイシン株式会社は、自動車部品製造工場での期間工を多く採用しています。特に女性が多い職場のようです。契約更新謝礼金として10万円が支給されます。
・日産自動車株式会社 栃木工場(70万円)
日産自動車株式会社の栃木工場では日産自動車・エンジン部品の製造期間工を募集しており、入社祝い金として70万円が支給されるようです。また、満了慰労金も19万円、皆勤手当として8万円受け取ることが可能です。
・トヨタ自動車株式会社 愛知県内の工場(40万円)
トヨタ自動車株式会社では、自動車のプレス加工や塗装、溶接など幅広い業務を行う期間工を募集しています。入社祝い金は40万円で、初回更新特別手当が20万円です。また、寮費や水道光熱費も無料になっています。
入社祝い金トップは100万円!
期間工は主に自動車製造工場などで募集されており、肉体労働でつらいといった声もあります。しかし、慣れてしまえば自分なりのペースを作って仕事をこなせますし、高収入でさまざまな手当も多いです。
入社祝い金は、高額な企業であれば100万円支給されているところもあります。期間満了後も更新してもらえる場合があるため、収入を増やしたい場合は期間工に挑戦してみるのもよいでしょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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