更新日: 2023.10.10 年収
40代おひとりさま男性で年収350万円。平均年収より少ない?
特に40代は、これから老後資金を貯めたい、親の介護が控えているなど、お金に関する悩みが増える時期です。
本記事では、40代(単身者)の平均年収について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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40代(単身者)の平均年収は?
40代の単身者の手取り額について見ていきましょう。
金融広報中央委員会が実施した「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」によると、40代の単身世帯の年間の手取り収入は平均で318万円、中央値は300万円であることが分かりました。
平均値は数値の合計を数値の個数で割った数値を表しており、中央値は数値を小さい順、もしくは大きい順に並べたときの真ん中の数値を表しています。
年収350万円の場合、所得税や住民税などを差し引いた手取り収入を年収の75%と仮定すると、手取り額は262万5000円となります。そのため年収350万円は、全国の平均と比較した場合、少ないといえるでしょう。
40代で年収350万円は平均より低め
40代の単身者で年収350万円の場合は、平均と比較すると低めではありますが、年収の額よりも、自分が生活に困っていないかが重要です。
生活にかかる費用は、人それぞれのライフスタイルにより大きく変わります。そのため、現状に特に不安や不満を感じていない場合は気にする必要はないでしょう。
しかし急なけがや事故による入院、および老後のことを考えると、わずかでも貯金ができるくらいの余裕があると安心です。
収入を増やすためにできること
40代の単身者の場合、収入を増やすためにできることは以下のとおりです。
・勤務先で昇給する
・資格手当など、会社の福利厚生を利用する
・年収が上がる企業へ転職する
・副業を始める
もし現状に満足していなければ、今できることから始め、少しずつ収入を増やす努力を積み重ねましょう。収入が増えれば、老後に向けた貯金や投資などにも取り組めます。
年収を他人と比較せず、今のお金の状況を把握しよう
40代の単身者で年収350万円の場合は、平均と比較するとやや低いという結果になりました。しかし、自身の年収を他人と比較することにはあまり意味がありません。
なぜなら住んでいる環境や自身のライフスタイルなどで、生活にかかる費用が大きく異なるためです。年収350万円でも貯金を続けている方がいる一方で、年収1000万円でも貯金が難しい方もいます。
お金の悩みを解決するためには、今後のライフプランを立て、今のお金の状況を明確化し、そのうえで、現状を維持するか収入を増やすために行動を起こすか、判断しましょう。
出典
金融広報中央委員 家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年) 1. 金融資産の状況等 71 年間手取り収入(税引後)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー