更新日: 2023.12.15 年収
「準富裕層」の年収はどれくらい?日本にどれだけの割合いるの?
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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準富裕層は日本にどれくらいいる?
株式会社野村総合研究所が公表している資料によると、富裕層は、以下の5つに分類できるとされています。富裕層の収入や2021年における割合について表1にまとめました。
表1
超富裕層 (5億円以上) |
9.0万世帯 | 0.17% |
富裕層 (1億円以上5億円未満) |
139万5000世帯 | 2.58% |
準富裕層 (5000万円以上1億円未満) |
325万4000世帯 | 6.01% |
アッパーマス層 (3000万円以上5000万円未満) |
726万3000世帯 | 13.42% |
マス層 (3000万円未満) |
4213万2000世帯 | 77.83% |
※株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計」を基に筆者作成
資料によれば、5000万円以上1億円未満を「準富裕層」1億円以上5億円未満を「超富裕層」としています。
超富裕層・富裕層が増加している原因は、野村総合研究所の同調査によると「株式などの資産価格の上昇により、富裕層・超富裕層の保有資産額が増大したことに加え、金融資産を 運用(投資)している準富裕層の一部が富裕層に、そして富裕層の一部が超富裕層に移行したため」と考えられているようです。
ただし、資料で述べられている金額の数値は、あくまで「純金融資産」の金額を指しています。純金融資産とは、保有している預金額や株式などの金融資産の総額から、住宅ローンや自動車ローンなどの負債を差し引いた金額のことです。
例えば、総資産が7000万円であった場合、負債が3000万円であれば準富裕層に該当しないということになります。負債があればそれらを返済する必要があるため、それらの数値を引くことは順当ではありますが、この性質があるために、各層における具体的な収入までは明確になっていません。
準富裕層を目指すなら貯金額を増やそう
準富裕層とは、負債を除いた総額が5000万円以上1億円未満の世帯のことを指します。また、準富裕層は「払うべき負債すべてを差し引いた貯金額」によって定義されるものであり、年収による明確な定義はありません。
「準富裕層」の仲間入りを目指す場合は、現在の職業において昇給や昇格を目指す、または新しいビジネスを始めるなど、さまざまなことに挑戦する必要があるでしょう。新しいビジネスを始めるのは決して簡単なことではありませんが、称号獲得をモチベーションに、仕事に取り組んでみるのも楽しいかもしれません。
出典
株式会社野村総合研究所 野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー