30代前半、婚活中です。相手の年収は600万円以上が理想なのですが高いでしょうか?
配信日: 2024.01.05
本記事では、実際に婚活者が結婚相手に求める年収がどのくらいなのかをはじめ、600万円が高いのかについて解説します。その他にも、記事内では年収以外に重要視したい結婚相手の条件もまとめているので参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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結婚相手に求める年収はどのくらい?
婚活事業を複合展開する株式会社IBJが婚活中の男女1539人(男性918名、女性580名)に行った「理想の世帯年収」調査では、結婚相手に求める年収を男性が「~500万円(40.8%)」「~300万円(35.0%)」女性が「~700万円(39.0%)「~500万円(38.8%)」と伝えています。女性のほうが結婚相手に求める年収が高い傾向にあります。
なお、厚生労働省の「令和4年(2022)人口動態統計月報年計(概数)の概況」では、平均初婚年齢は男性 31.1歳、女性は29.7歳とのことです。平均初婚年齢は年々上昇しており、晩婚化が進んでいることも分かっています。
年収600万円以上の人は決して多くない
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」では、給与所得者1人当たりの平均給与を図表1のように伝えています。
【図表1】
年齢 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
25~29 | 420万円 | 349万円 |
30~34 | 485万円 | 338万円 |
35~39 | 549万円 | 333万円 |
40~44 | 602万円 | 335万円 |
45~49 | 643万円 | 346万円 |
50~54 | 684万円 | 340万円 |
55~59 | 702万円 | 329万円 |
全体平均 | 563万円 | 314万円 |
国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」より筆者作成
平均初婚年齢は男性 31.1歳、女性は29.7歳です。該当する年齢の平均給与を見てみると、男性(30~34歳)485万円、女性は338万円でした。結婚する相手の年代にもよりますが、30代前半だけで考えれば年収600万円は平気よりも高いといえる結果です。
なお、年収600万円以上を理想とするのであれば、男性は40~59歳に達している人が該当します。女性は平均給与がもっとも高いのが45~49歳の346万円で、600万円には到底達しません。
年収以外に重要視したい結婚相手の条件
結婚相手にどのくらいの年収があるのかも大切ですが、結婚する際にはその他にも「人柄」「価値観」「金銭感覚」といった重要視したい条件がいくつもあります。
給与所得者1人当たりの平均給与は563万円で、30代前半では男女ともに600万円を下回る状況です。結婚相手の年収は600万円以上にしただけで一概に理想が高いとはならないものの、婚活がうまく行く可能性を低くするケースもありえるでしょう。
年収だけでなくその他の条件も考慮してみて、結婚生活がうまく行くための相手選びを行ってください。
人柄
相手の人柄の良さは、結婚生活において重要視したい条件の一つです。結婚相手に対して思いやりがある、誠実でうそがない、謙虚など、一緒に支え合いながら生活できる人を選ぶと良いでしょう。
価値観
「結婚後も仕事をしたい」「早いうちに家を建てたい」など、相手との価値観が合うかどうかも結婚生活において重要になるでしょう。価値観とは物事に対する考え方を意味し、これまでの経験や環境、その人の性格などで左右されます。
金銭感覚
結婚相手と金銭感覚が大きくかけ離れている場合は、離婚につながる可能性も高いです。金遣いが荒い相手では、住宅の購入や子育て資金、老後資金といったお金を貯めるのが難しくなります。
どんなに収入が高い人でも、収入と支出の流れを把握していない、後先を考えずに買い物をする、お金があればあるだけ使う、借金癖がある人などには要注意です。将来に備えて貯蓄だけでなく、日々の生活費にまで苦労するケースも想定できます。
結婚相手だけに期待せず自分の収入を増やすことも検討しよう
結婚相手の年収は600万円以上が理想という考えも決して悪いことではありません。ただし、平均初婚年齢は男性 31.1歳、女性は29.7歳となっており、該当する年代の収入は600万円を超えていないのが実際のところです。
相手の年収も大切ですが、人柄や価値観、金銭感覚などが合わない場合は離婚に至る可能性も高いです。結婚相手の年収だけに期待せず、自分の収入を増やすなどして世帯年収を増やすことも検討してみてください。
出典
厚生労働省 令和4年(2022)人口動態統計月報年計(概数)の概況
国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査
株式会社IBJ 理想の世帯年収
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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