更新日: 2024.01.18 年収

私立大学の教授は「年収1000万円」以上の可能性も!?国立・公立・私立大学それぞれの平均給与はいくら?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

私立大学の教授は「年収1000万円」以上の可能性も!?国立・公立・私立大学それぞれの平均給与はいくら?
「大学教授」という名称はよく聞くけれど、仕事内容や年収については、詳しく知らない方もいらっしゃるでしょう。大学教授の仕事の範囲は広く、人によっては、年収1000万円以上になる可能性もあります。
 
そこで今回は、大学教授の仕事内容や年収について解説します。大学教授を目指している方は、ぜひ参考にしてください。
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大学教授の仕事内容

大学教授は、講師や助教といった大学教員における職位の一つです。大学教授の主な仕事は、以下の通りです。

●専門分野の研究
●学会発表
●講義や学生の教育
●大学の運営や管理

大学内での講義や学生の教育はもちろん、専門分野での研究や学会発表、講演会を開催することもあります。政府の審議会などで意見を求められることもあり、専門知識を用いて社会貢献することも大学教授の役割の一つです。
 

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大学教授の平均給与は?

大学教授の仕事内容が分かったところで、次は平均給与を見てみましょう。今回は、国立・公立・私立に分けて表1にまとめました。
 
表1

大学教授の平均給与(月額) 平均年収(賞与を除く)
国立大学 53万6900円 644万2800円
公立大学 54万400円 648万4800円
私立大学 57万300円 684万3600円

※総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat)「学校教員統計調査 令和元年度」を基に筆者作成
 
厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査の概況」によると、一般労働者の平均賃金は、男女計で31万1800円とのことですので、大学教授は高い水準にあるといえます。
 
平均給与のみで年収を計算すると644万~684万円ほどで、私立大学が最も高いことが分かります。
 
また厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、全大学教授の年間賞与の平均額は272万8200円とのことです。前述した年収に上記の賞与を加えると、私立大学における教授の年収は957万1800円です。
 
大学教授の給与は、大学によって差があるため、年収1000万円を超えるケースもあるでしょう。
 

大学教授の年収が高い理由

大学教授の年収は、一般労働者の平均と比べて、高い水準にあることが分かりました。理由としては、教授になるまでの過程が長いことや、専門性の高さが考えられます。
 
大学教授になるには高い専門性を持っている必要があり、なかには「博士号」を取得している方もいます。博士号は複数の専門分野に分かれており、まずは決められた年数を大学院に在籍して、所定の単位を取得しなければなりません。博士号を取得するには大学院に通う必要があるため、学費が数百万円になることもあります。
 
そして大学教授になるには、初めは「助手・助教」として就職して、徐々に教授まで昇進していく流れをたどります。場合によっては、専門性が認められて、大学から声がかかることもあるようです。
 

大学教授の年収は高い水準にあるが職に就くまでが大変

大学教授の平均年収は900万円以上であり、一般労働者の平均給与と比較しても、高い水準にあることが分かりました。大学によって給与に差がありますが、人によっては年収1000万円以上も夢ではありません。
 
しかし、大学教授になるまでの過程は長く、「博士号」を取得するとなると、大学院に通う学費が必要です。大学教授の年収が高いのは、専門性の高さと、職に就くまでの過程の長さが理由といえるでしょう。
 

出典

厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag 大学・短期大学教員
総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat) 学校教員統計調査 令和元年度 第2部 大学等の部 教員個人調査 大学 表番号224 給料月額別 職名別 本務教員数
総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat) 令和4年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 表番号1 職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)
厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査の概況 結果の概要 1 一般労働者の賃金 (1) 賃金の推移(6ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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