更新日: 2024.01.19 年収

28歳で年収「400万円」は少ないですか? 正月、叔父に「もっと頑張らなきゃな」と言われました…

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

28歳で年収「400万円」は少ないですか? 正月、叔父に「もっと頑張らなきゃな」と言われました…
年収は具体的な数字で明確に示されるので、比較するための指標として取り上げられるケースが多々あります。しかし、年収だけで、その人や仕事の価値を決めることはできません。とはいえ、ほかの人の年収が気になったり、家族や親戚に年収について指摘され不安になったりすることもあるでしょう。
 
今回は、28歳で年収400万円のケースにおいて、この金額が一般的に少ないかどうかについてみていきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

20代後半で年収400万円は少ない?

会社員として働き、勤め先から給与を受け取っている人であれば、国税庁実施の「民間給与実態統計調査」が一つの参考となるでしょう。
 
令和4年分の調査結果報告によると、給与所得者の平均年収は458万円でした。男性は563万円、女性は314万円のため、男女の平均年収は250万円ほどの差があることになります。年代別にみると、25~29歳の平均年収は389万円でした。内訳は男性420万円、女性349万円と、やはり差はあるものの、その額は100万円未満となっています。
 
28歳で年収400万円は、同年代の平均年収と比べると10万円ほど多い状況ですがほぼ同水準です。男性であれば平均よりも20万円ほど少なく、女性であれば50万円ほど多いことになりますが、どちらであっても極端な違いがあるとまではいえないでしょう。
 

公式サイトで申し込み

【PR】みずほ銀行カードローン

mizuho

おすすめポイント

・<金利年2.0%~14.0%
・ご利用限度額は10万円から最大800万円
・さらに入会金・年会費は無料!24時間、WEB申込受付中!

融資上限額 金利 審査時間
最大800万円 年2.0%~14.0%※1 最短当日
融資まで 来店
最短当日 -
※1 住宅ローンのご利用で、本カードローンの金利を年0.5%引き下げます。引き下げ適用後の金利は年1.5%~13.5%です。

収入が多いか少ないかを判断するポイント

収入が多いか少ないかを判断する際、ほとんどの人は前述した全体の平均年収や近くにいる同年代の友人の収入などと比較してしまいます。しかし、世の中にはさまざまな業種や職種、企業があり、単純に平均と比較し多いか少ないかを論ずるのは困難です。また、地域差がある点も否定はできません。
 
収入が十分であるかどうかは、自分の生活水準によっても変わってくるでしょう。年収400万円で特に不足がなく、貯金もできているのであれば、十分な金額であるといえます。逆に足りないと感じる場合には、新たな行動を起こすなどして年収を増やすか、生活水準を見直すことを検討しましょう。
 
家族や親戚に年収が少ないといったニュアンスの指摘を受けた場合には、まずは前述の平均年収のデータを用いて、28歳で年収400万円は決して少なくないことを主張してみましょう。そのうえで、仕事に誇りを持ち生活にも特に不便がないのであれば、その点もあわせて伝えることで理解してもらえる可能性が高まります。
 

年収を増やす方法は?

自分の年収が少ないのではないかと不安に感じたり、将来に備えて収入を増やしたいと考えたりしている場合は、何かしらの行動に出て年収を増やす必要があります。ここでは、年収アップにつながる一般的な方法を紹介します。
 

・転職する

年収を増やす代表的な方法の一つが転職です。業界や職種により、年収の相場は異なります。現職よりも高い年収相場の業界や職種への転職ができれば、年収アップが期待できるでしょう。
 

・副業を始める

転職するつもりがない人は、副業を始めるのも一案です。就業規則で禁じられていないのであれば、空いた時間でできる副業を見つけ取り組んでみましょう。
 

・資格や技術を獲得する

資格の取得や技術の習得により、年収が上がるケースがあります。現在の職場でも手当がついたり昇給・昇格に影響したりする場合は、積極的に取り組んだほうがよいでしょう。転職にも有利に働き、よりよいキャリア形成へとつながる可能性も高まります。
 

年収が多いか少ないかは自分の満足度で判断しよう

統計データをみる限り、28歳で年収400万円は決して少ない金額ではありません。ごく平均的といえるでしょう。そもそも収入が多いか少ないかは、こうしたデータとの比較よりも、自分の満足度の高さのほうが重要です。
 
生活に困っているわけでもなく、貯金などもできていれば、特に問題はありません。もし年収を増やしたい場合は、転職や副業を検討してみましょう。資格や技術の獲得も、収入アップへとつながる可能性を高めます。
 

出典

国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集