更新日: 2024.03.09 年収
「ノースフェイス」や「アンダーアーマー」を着ている人を街中でよく見かけますが、みんなそんなに「高収入」なのでしょうか?
中でも「ノースフェイス」や「アンダーアーマー」といったブランドは人気で、着ている人をたびたび見かけますが、価格は安くはないというイメージがあります。この記事では、ノースフェイスやアンダーアーマーの価格や、収入との関係について調べてみました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ノースフェイスやアンダーアーマーの価格は?
ノースフェイスとアンダーアーマーの公式サイトにおける、おもなアイテムの価格帯を表1にまとめました(メンズアイテムの価格)。
表1
アイテム | ノースフェイス | アンダーアーマー |
---|---|---|
ジャケット | 2万~9万円 限定品は15万円ほど |
6000~4万円 |
スウェット | 1万~2万5000円 | 1万3000~1万5000円 |
Tシャツ | 5000~1万2000円 限定品は3万円台もあり |
2800~1万2000円 限定品は1万3000円台 |
ロングパンツ | 9000~3万円 雪山用は3万~8万円 |
5000~1万8000円 |
※筆者作成
どちらのブランドも、公式のオンラインストアでは定価で販売されていることが多く、価格が高いと感じるかもしれません。
洋服代と収入の関係
株式会社モデル百貨が運営するサイト「MoneyGeek」が行った調査では、毎月の洋服代について、男性の平均が3196円、女性は3412円でした。この金額から考えると、やはりノースフェイスもアンダーアーマーも、高価格なブランドであるといえるでしょう。
また、株式会社インターグロースが運営する「Mens STAR」が一般男性に、毎月の洋服代と年収を尋ねた調査によると、月の洋服代が0円と回答した人の年収は、100万円台の人もいれば、1000万円を超える人もいました。
これは「年収が高い人ほど洋服にお金をかける」という仮説が成り立たないことを示しています。
同調査では、洋服への興味の有無についても尋ねており「興味がある」と回答した人は、毎月洋服代に1万円以上使う人であることが明らかになりました。
これらの回答から見えてくるのは、洋服にお金をかける・かけないは「年収」ではなく、「洋服やファッションへの興味・関心」が関係しているということです。そのため、ノースフェイスやアンダーアーマーを着ているからといって、必ずしも高収入とはいえないでしょう。
どんな人が購入している?
ノースフェイスやアンダーアーマーは、着用することで得られる快適さや機能性、デザインなどを理由に購入する方が多いブランドといえます。
スポーツ・アウトドア系のブランドが好きな人
ノースフェイスやアンダーアーマーは、スポーツ・アウトドア系のファッションが好きな方に人気が高いブランドです。品質の高さや洗練されたデザイン、タウンユースもできるおしゃれさなどが支持されており、ブランド力、ブランドに対する信用も大きいといえるでしょう。
機能性を重視する人
ノースフェイスやアンダーアーマーを購入する方は、厳しい気候条件下やスポーツ時においても体を守る高い機能性や、長持ちする丈夫さを評価して「お金を払う価値がある」と判断して、購入している可能性があります。そういった方にとっては、決して高い価格ではないでしょう。
安く購入できる方法を知っている人
購入者は、公式サイトなどの定価で販売している店ではなく、別のルートで安く手に入れている可能性があります。
例えば通販サイトでは、並行輸入の商品が販売されており、通常よりも安い価格での購入が可能です。スポーツ量販店のサイトや店舗では、セール価格で購入できたり、アウトレット商品を扱っていたりすることがあります。
高収入層だけのブランドではないといえる
ノースフェイスやアンダーアーマーは、高収入層だけではなく、さまざまな層の人々が着用しているブランドです。機能性の高さを気に入っている人や、アウトドアやスポーツを楽しむ人など、幅広い層の人々が、これらのブランドを愛用しています。
定価よりも安く購入している可能性もあり、着用者のライフスタイルや価値観は推測できますが、一概に高収入であるとはいえないでしょう。
出典
株式会社ゴールドウイン THE NORTH FACE ザ・ノース・フェイスブランドサイト
株式会社ドーム アンダーアーマー公式サイト
株式会社モデル百貨 MoneyGeek 洋服代などファッションにかけるお金は月平均5,141円!男女・年代別に1,200人調査
株式会社インターグロース Mens STAR 世の男性は毎月ファッションにいくらお金を使っている?一般男性1,000名に毎月の洋服代を聞いてみました
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー