更新日: 2024.03.19 年収
30代後半で婚活中です。平均より「100万円」高い年収が希望条件ですが、「高望み」でしょうか?
今回は、婚活において、平均よりも年収が100万円高い人を希望することは高望みなのかどうかを調べてみました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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30代後半の平均収入は?
国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、既婚者を含んだ30代後半の平均年収は、男性が549万円、女性が333万円です。100万円多い金額は、それぞれ649万円、433万円になります。
30代後半で年収600万円以上はどれくらいいる?
30代の後半の男性で年収600万円以上、あるいは女性で400万円以上の人を見つけるには、同年代だけではなく、年上も含めて相手を探すなどして範囲を広げておくことが大切です。
30代後半で年収600万円以上および400万円以上は一握り
総務省の令和4年「就業構造基本調査」によると、35~39歳の未婚男性で年収が600万円以上の人は、同年代の未婚男性全体の約13%でした。
また、35〜39歳の未婚女性で、年収が400万円以上の人は、同年代の未婚女性全体の約25%でした。この数字からみると、少ないといわざるを得ません。そのため、出会うためには、年収が高い人が集まる結婚相談所や婚活サイトを利用するなど、なんらかの努力が必要だといえるでしょう。
住んでいる地域によっても違いがある
住んでいる地域によっても平均年収は異なり、都市部であれば、地方よりも平均年収は高くなります。
例えば、東京都を中心とした関東圏に住む男性の平均給与は、642万1000円です。また600万円台ではありませんが、大都市圏の大阪が567万5000円、名古屋が555万5000円と、ほかの都市と比べて高くなっています。婚活をこれらの区域ですれば、希望条件に合う人と出会える確率が高くなるでしょう。
勤続年数や年齢が高いほど年収が高くなる傾向にある
国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、男性の場合35~39歳の平均年収が549万円であるのに対して、40~44歳では602万円、45~49歳では643万円となっています。このことから、年齢が高くなると、平均年収も高くなる傾向がみられるようです。
また勤続年数が長くなるにつれて、平均給与も高くなる傾向があり、希望する年収に近くなる可能性があります。
例えば、勤続年数10~14年の男性の平均給与は553万円ですが、勤続15~19年では632万円、20~24年では704万円です。平均よりも高い年収の相手を希望する場合、年齢や勤続年数などの情報も考慮すると、条件に合う方が見つかるかもしれません。
高望みとはいえないが、収入以外の部分も大切
婚活において、年収を重視すること自体は、個人の価値観に合わせた選択であるため、必ずしも高望みとはいえません。
しかし、パートナー選びで年収を重要視しすぎると、出会いの範囲が狭まる可能性があります。婚活においては、柔軟性を持ちつつ、自分の大切にしたい価値観を大事にするというバランスが必要です。
結婚相手への希望条件として年収を挙げることは、高望みではありませんが、それだけに固執せず、相手の人柄や将来のビジョン、相互の理解といった点も大切にすることをおすすめします。
出典
国税庁長官官房企画課 令和4年分 民間給与実態統計調査 -調査結果報告-
(第14図)年齢階層別の平均給与 (21ページ)
(第15図)勤続年数別の平均給与(22ページ)
(参考)国税局別表 第6表 国税局別の給与所得者数・給与額(279ページ)
総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat) 令和4年就業構造基本調査 全国編 人口・就業に関する統計表 表番号40 有業者の就業状況に関する表 男女、配偶関係、年齢、従業上の地位・雇用形態・起業の有無、所得(主な仕事からの年間収入・収益)、教育別人口(有業者)-全国
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