更新日: 2024.03.21 年収
低賃金なので「ファミレス」にすら行けないです。一般的な「外食費用」はどれくらいなのでしょうか?
今回は、そもそも一般的な外食費用はどのくらいなのかを紹介します。また、外食に問題なく行けるよう収入を増やすための方法についても考えます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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外食にかける平均金額
総務省統計局の「家計調査」から、一般世帯における外食費用をみてみましょう。2023年12月分の結果をみると、2人以上の世帯における平均外食費は、月あたり1万6149円となっています。うち勤労者世帯に限定すると、1万9945円です。
また、2023年の単身世帯における月あたりの平均外食費は、9690円です。単身かつ勤労者世帯では、1万4269円となっています。2人以上の世帯と比べると少ないものの、働いている人であれば毎月1万4000〜5000円程度は外食に費やしている状況となっているのです。
マイボイスコム株式会社が2023年に実施した、外食に関するアンケート調査もみてみましょう。同調査結果によると、夕食の外食頻度は「2〜3ヶ月に1回程度」が22.7%と、もっとも多い結果となっています。ついで多かったのは「年に1回以下」と「月に数回程度」で、ともに15.1%です。「月に1回程度」も14.5%と、比較的近い割合でした。週に1回以上夕食を外食で済ませている人は少数派といえます。
夕食で外食する際の支出額を尋ねたところ、ボリュームゾーンは「2000〜3000円未満」で15.7%でした。そのほか、「1000〜1200円未満」が14.3%、「1400〜1800円未満」と「4000円以上」がともに12.5%、「1800〜2000円未満」が11.6%などと、似たような割合が並びます。支出額に関しては、人や家庭によってばらつきがあるともいえるでしょう。
賃金や収入を上げる方法
夕食か昼食か、あるいは1人か家族かなどによって、外食にかける費用は異なります。ただ、収入が少なければ、ファミレスに行くのも確かに容易ではないでしょう。より外食を楽しむには、収入の増加が必須です。ここでは、賃金や収入を上げる方法を考えます。
・昇進を目指す
まず目指したいのは、社内での昇進・昇格です。一般的に、地位や役職が上がれば賃金も増加します。資格を取得したり成績を残したりし、昇進を目指してみましょう。
・転職をする
賃金が安いのが個人のせいではなく会社や業界に原因があるのであれば、転職により賃金を増やせる可能性があります。年齢などによっては転職が厳しいケースもあるものの、事前に資格の取得や技術の習得などもしつつ転職し、収入増を目指すのは一つの選択肢となるでしょう。
・副収入を得る
転職が難しく、また、本業での賃金増も見込めないようであれば、副収入を得るのも一案です。インターネットを活用した副業であれば、隙間時間を利用して副収入を得るのも可能でしょう。勤め先の就業規則の確認は必要ですが、副業によっては本業を上回る収入を得られる可能性もあります。
低賃金を嘆いているだけでは外食には行けない
調査によると、2人以上の世帯では毎月2万円弱、1人暮らしでも毎月1万5000円程度は外食に費やしている状況が伺えます。ただ、賃金が低ければファミレスであっても高いと感じかねません。夕食での外食費用が1回あたり「2000〜3000円」程度かかるのが相場である点をみても、人によってはぜいたくなものとなりえます。外食にためらいなく行けるようにするために、昇進を目指したり転職をしたり副業を始めたりして、収入増を試みるのもよいでしょう。
出典
総務省 家計調査報告-2023年(令和5年)12月分、10~12月期平均及び2023年平均-
e-Stat政府統計の総合窓口 家計調査2023年 1世帯当たり1か月間の収入と支出 1 (実数、構成比、増減率、寄与度)
マイボイスコム株式会社 『外食』に関するインターネット調査(PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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