更新日: 2024.04.05 年収
経理部で働く夫が「マネジメント」へ昇格。経理のマネージャー層になるとどのくらい「年収」が上がる?
お互いの収支を知らない場合、貯蓄の計画が立てられなかったり、夫婦のどちらかがお金を使いすぎていても分からないといった問題が起こったりする可能性もあるので注意が必要です。
この記事では、夫が経理部で「マネジメント」へ昇格した場合、年収はどれくらい上がるのか解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
経理部のマネジメント層の平均年収
株式会社MS-Japanが運営する、管理部門・士業転職サービス「MS Career」で発表された「管理部門・士業”マネジメント層″の平均年収ランキング2024」によると、経理部のマネジメント層の平均年収は737万円です。
同ランキングによると、マネジメント層以外のスタッフ層における平均年収の差は304万円です。実際の年収は会社によって異なりますが、平均値でみると約70%の年収アップが見込めるため、チャンスがあれば挑戦した方がいいでしょう。
ちなみに、経理部のマネジメント層の平均年収を含めた、職種・資格別のマネジメント層の平均年収ランキングは表1の通りです。
表1
※株式会社MS-Japan「【マネジメント層の年収ランキング2024】を基に筆者作成
経理のマネジメント層に携わることで業務内容に変化はあるのか?
厚生労働省が公表している「job tag」によると、経理のスタッフ層の業務は、仕訳伝票の起票、各種帳簿の作成、月次決算書類の作成、貸借対照表・損益計算書などの年次決算書類の作成、納税書類の作成など、さまざまな「作業」を行うことが多いようです。
一方で、マネジメント層は名前の通り「組織のマネジメント」が主な業務となります。経理部内の作業の進捗管理はもちろん、各業務の優先順位や関係性を考慮して、適切にマネジメントしなければなりません。
また、ミスやエラーが起きた際にスムーズにコミュニケーションが取れるよう、スタッフとの関係構築や教育も必要です。会社の事業戦略を理解したうえで、さまざまな業務を把握し、生産性の高い仕組みづくりが求められるでしょう。
経理のスタッフ層とマネジメント層の平均年収の差は304万円
株式会社MS-Japanが発表する資料によると、経理のスタッフ層とマネジメント層の平均年収の差は304万円です。実際の年収は会社によって異なりますが、平均値のみで考えると大幅な年収アップが見込まれます。
スタッフからマネジメントに昇格することで、年収が上がるだけでなく仕事内容も変わるため、生活リズムが変わる可能性も考えられるでしょう。
出典
株式会社MS-Japan マネジメント層の年収ランキング2024
厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag 経理課長
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー