更新日: 2024.04.08 年収

結婚相手の年収は「700万円以上」がマスト!と思っていたのですが、もしかして高望みでしょうか…。

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

結婚相手の年収は「700万円以上」がマスト!と思っていたのですが、もしかして高望みでしょうか…。
結婚相手に求めるものは人それぞれですが、お金がなければ生活できない以上、年収は意識せざるをえないでしょう。特に、結婚後に子どもが欲しかったり、メディアで老後資金の問題が話題にあがったりすると、年収は高いほうがよいと考えるのも無理はありません。
 
今回は、結婚相手に求める年収に着目し、一般的な価値観や、年収700万円以上を求めるのは高望みなのかということについて考えてみます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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結婚相手に求める年収はいくら?

最初に、一般的には結婚相手にどの程度の年収を求めているのかをみてみましょう。婚活事業を複合展開する株式会社IBJが実施したアンケート調査によると、女性が結婚相手に求める年収でもっとも多かったのは「501〜700万円」でした。割合としては、全体の39.0%です。ほぼ変わらない38.8%の割合で、年収「301〜500万円」がつづきます。
 
一方の、男性が結婚相手に求める年収でもっとも多かったのは「301〜500万円」で、割合は40.8%でした。「300万円以下」が35.0%でつづいています。
 
もう1つ、WeCapital株式会社が実施した「年収と結婚に関する意識調査」の結果もみてみましょう。同調査結果によると、女性が結婚相手に求める年収で23.9%ともっとも割合が多かったのは「500〜600万円未満」でした。それに、23.1%の「400〜500万円未満」、16.1%の「600〜700万円未満」がつづきます。
 
男性が結婚相手に求める年収は、「300〜400万円未満」が26.3%で最多で、「400〜500万円未満」が24.3%でつづく結果となりました。3番目に多かったのは「200〜300万円未満」で、割合は16.9%となっています。
 
これらのアンケート調査から、女性の方が結婚相手に求める年収が高い傾向がうかがえるでしょう。また、男女ともに結婚相手に700万円を超える年収を求めている人は少数派であることも分かります。
 

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年収700万円以上の人の割合は?

では、実際に年収700万円以上の人はどの程度いるのか、国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」からみてみましょう。同調査結果によると、年収700万円以上の人の割合は15.7%でした。男性のうち年収700万円を超えている人の割合は23.9%、女性は4.8%となっています。同調査結果をみると、年収700万円以上は少数派であることが分かるでしょう。
 
また、年収は年齢が上がるにつれて上昇していく傾向があるため、年収700万円以上の20〜40代の割合はさらに少なくなるとみられます。その少ない数の人と出会うのはとてもむずかしく、結婚までたどりつく可能性は一段と低くなると認識しておかなければいけません。そういう意味でも、結婚相手に700万円以上の年収を求めるのは、高望みであるといえなくもないでしょう。
 

結婚には年収以外の価値観も大切

結婚には確かにお金が必要です。しかし、年収以外にも目を向ける必要があります。年収が高くても金銭感覚が合うとは限らず、趣味や食の好み、会話や行動のペース、政治的な思想などにも違いがあると、結婚生活はやがて破綻しかねません。長く夫婦生活を営んでいくには、年収以外の価値観がどれだけ合うかも重要です。
 
あるいは、出会った当初は年収が低くても、将来性のある人であれば結婚する価値は出てくるでしょう。結婚したあとの生活にも目を向け、いくつかの視点から結婚相手を見極めることが求められます。
 

年収700万円以上の相手を見つけて結婚するのはむずかしい

年収700万円を超える人の割合は15%程度です。男性は24%ほどいますが、それでも少数派であり、20〜40代に限定すると、さらに少ない割合となります。結婚相手に年収700万円以上を求める人が少数派であるのも、日本人の年収相場を認識しているためでしょう。
 
こうしたデータから、結婚相手に700万円以上の年収を求めるのは高望みといえるかもしれません。結婚後の生活も見据えたうえで、年収以外の価値観が合うかどうかの見極めも重要です。
 

出典

国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査-調査結果報告-
株式会社IBJ理想の世帯年収に関する調査(PR TIMES)
WeCapital株式会社 年収と結婚に関する意識調査(PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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