更新日: 2024.04.12 年収
スーパーで「レジ勤務」をしている60歳の母。「介護職」へ転職したいそうなのですが、時給はどのくらい変わりますか?
しかし、まったく異なる業種への転職には、収入の面でも不安を感じることがあるでしょう。
本記事では、スーパーでのレジ勤務から介護職への転職では時給はどのくらい変わってくるのかを、60代で転職を希望する人の割合とともにご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次
60代女性で転職を希望する人の割合は?
株式会社明治安田総合研究所が実施した「働き方に関するアンケート調査」によると、「今後の転職希望と実現の可能性」のついての質問で、60代女性は表1のような回答をしています。
表1
項目 | 割合 |
---|---|
転職したいし、転職するつもりである | 7.2% |
転職したいが、転職できないと思う | 10.6% |
どちらでもない | 28.3% |
転職したくないし、転職できないと思う | 46.7% |
転職したくないが、転職する必要がある (契約期間が満了になるなど) |
7.2% |
※株式会社明治安田総合研究所「働き方に関するアンケート」を基に筆者作成
60代女性で転職を希望していて転職に対し意欲的な人は、7.2%いることが分かりました。
また、転職が実現するかどうかは別として「転職したい」と考えている人は全体の17.8%を占めています。
60代で転職を希望する理由にはどのようなものがあるのか?
同調査によると、60代女性が転職を希望する理由には表2のようなものがあるということです。
表2
理由 | 割合 |
---|---|
給与が低い、または 上がりにくいから |
46.9% |
勤務時間が長いから | 6.3% |
休暇が取りにくいから | 12.5% |
勤務地を変えたいから | 6.3% |
仕事内容が合わないから | 31.3% |
人間関係がうまくいかないから | 25.0% |
社風が合わないから | 28.1% |
会社の将来性や安定性に 不安があったから |
6.3% |
やりたい仕事があるから | 9.4% |
独立したいから | 6.3% |
雇用形態を変えたいから | 6.3% |
健康上の理由 | 0.0% |
※株式会社明治安田総合研究所「働き方に関するアンケート」を基に筆者作成
「給料が低い、または上がらない」という理由で転職する人の割合が最も多く、次いで「仕事内容が合わない」「社風が合わない」が上位を占めています。
スーパーレジ勤務から介護職へ転職した場合の時給の変化はどのくらい?
今回の事例のように、スーパーのレジ勤務から介護職へ転職した場合、時給はどのくらい変わるのかを調べてみましょう。
例えば、東京都にある某スーパーのレジ部門スタッフは時給1100円~1200円程度、同じく東京都にある某施設の介護スタッフは、初任者研修時が時給1220円~、介護福祉士になると時給1320円となっています。
時給でいうと100円~120円程度の違いですが、働く時間が長くなるほどその差を大きく感じるでしょう。
スーパーレジ勤務と介護職では時給が100円以上違う場合も
もちろん店舗や施設にもよりますが、スーパーレジ勤務から介護職への転職で時給が100円以上アップする可能性があります。
時給が上がれば、働くことへのモチベーションが高まることも期待できるでしょう。
いずれにしろ、転職する意欲があるならばできるだけ挑戦して、満足のいく仕事をすることをおすすめします。
出典
株式会社明治安田総合研究所「働き方に関するアンケート調査」を実施!(21.22ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー