更新日: 2024.04.24 年収

高卒社会人10年目で年収「300万円」です。この先、年収500万円は難しいのでしょうか?

高卒社会人10年目で年収「300万円」です。この先、年収500万円は難しいのでしょうか?
高卒で就職した場合、大卒と比べ年収が低いイメージをもっている人もいるかもしれません。しかし、決して「高卒=年収が低い」とはいい切れないでしょう。
 
そこで今回は、高卒で社会人になった場合の年代別平均給与額や、500万円を狙いやすい職種などについてご紹介します。
 
高卒で年収が低いと感じている方、さらに高収入を得るために転職を検討している方は参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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高卒で就職10年目の年収は?

高卒で就職10年目といえば、30歳を目前にした中堅どころ。できることも増え、入社時よりも収入は増えていることが予想されます。
 
厚生労働省の令和4年賃金構造基本統計調査の概況を基に、高卒と全体の年齢階級別賃金をまとめたものが表1です。
 
表1

年齢 高卒の平均賃金 全体の平均賃金
~19歳 18万4600円 18万4200円
20~24歳 20万5200円 21万8500円
25~29歳 22万8100円 25万1200円
30~34歳 24万8500円 28万1000円
35~39歳 26万7600円 31万2500円
40~44歳 28万7500円 33万3700円
45~49歳 30万3600円 34万9200円
50~54歳 31万600円 36万4700円
55~59歳 31万4300円 37万円
60~64歳 25万8200円 29万5600円

※厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査結果の概況」を基に筆者作成
 
就職10年目の年齢に該当する25~29歳の高卒の平均賃金は22万8100円、全体の平均賃金は25万1200円です。
 
表1を基にボーナスを年に給料4ヶ月分受け取った場合(給与額×16)と、ボーナスがない場合(給与額×12)の年収を計算すると、表2となります。
 
表2

高卒の平均年収 全体の平均年収
ボーナスを受け取った場合 364万9600円 401万9200円
ボーナスがない場合 273万7200円 301万4400円

※表1を基に筆者作成
 
高卒の社会人10年目で年収が300万円の方は、ボーナス込みの場合、高卒・全体の平均年収よりも低い額となります。
 

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高卒でも年収500万円は可能!

年収500万円を月収に換算すると、ボーナスを年に給料4ヶ月分受け取った場合は500万円÷16で31万2500円、ボーナスがない場合は500万円÷12でおよそ41万7000円です。
 
表1によると、50歳代は31万2500円を超えているため、ボーナスがある場合は年収500万円を超える可能性があります。
 
しかし、老後の資金の心配や、結婚して子どもを育てるなど、もう少し早いうちから年収を上げたいと考える方もいるでしょう。現状より多くの年収を受け取る方法としては、自分自身のスキルを上げることや、年収の高い会社への転職などが考えられます。
 

年収500万円を狙いやすい産業

転職で年収を上げることを考えるのであれば、平均年収の高い業界に就職することも1つの方法です。
 
産業によって平均給与額は異なり、とくに給与額が高い上位3業種が表3の3種類です。
 
表3

産業 平均賃金
電気・ガス・ 熱供給・水道業 40万2000円
学術研究、専門・技術サービス業 38万5500円
金融業、保険業 37万4000円

※厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査結果の概況」を基に筆者作成
 
表3の平均賃金に加えてボーナスが加われば、高卒で年収500万円も到達は可能だといえるでしょう。
 

高卒で年収500万円も夢ではない!

高卒の社会人でも、努力次第で年収500万円を狙うことは可能です。年収アップのために、中途採用で年収の高い会社への就職を考えることもよいでしょう。
 
また、専門的なスキルの習得や資格の取得をすることで、仕事の幅が広がり、結果的に年収が上がることも考えられます。効率的に年収アップできるよう、工夫してみましょう。
 

出典

厚生労働省 令和4年賃金構造基本統計調査の概況
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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