更新日: 2024.07.20 年収
ファーストクラスに乗る人は高収入なのでしょうか? また、お得に搭乗するためのポイントはありますか?
では、日常的にファーストクラスを利用する方は、年収いくらくらい稼いでいるのでしょうか?
そこで今回は、ファーストクラスの料金やどのような方が利用しているのかについて、ご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ファーストクラスの運賃
まずは、エコノミー・ファーストクラスそれぞれ、どの程度料金に違いがあるのか比較しましょう。日本航空株式会社(JAL)と、全日本空輸株式会社(ANA)で日本(羽田空港)からアメリカ・ニューヨーク(ジョン・F・ケネディ空港)まで、エコノミー・ファーストクラスで往復した場合の料金をご紹介します。
なお、移動日は往路7月13日(土)復路7月19日(金)で、6月30日(日)にチケットを取得したものとします。
JAL
JALで羽田空港からニューヨークのジョン・F・ケネディ空港まで行く場合、エコノミーとファーストクラスの料金は、それぞれ表1の通りです。
表1
エコノミークラス | ファーストクラス | |
---|---|---|
東京→ニューヨーク | 18万4440円~ | 157万940円~ |
ニューヨーク→東京 | 14万9250円~ | 156万5750円~ |
合計 (税金・燃油特別付加運賃など込み) |
33万3690円~ | 313万6690円~ |
※日本航空株式会社「JAL|国内線/国際線の航空券・飛行機チケット予約」を元に筆者作成
羽田・ニューヨーク間をファーストクラスで往復すると、300万円以上かかり、エコノミーで行くより10倍近い費用がかかります。
ANA
ANAでも、ファーストクラスとエコノミークラスの費用を比較してみます。JALと同じ条件で往復した場合の料金が、表2です。
表2
エコノミークラス | ファーストクラス | |
---|---|---|
東京→ニューヨーク | 17万5390円~ | 144万1490円~ |
ニューヨーク→東京 | 16万8600円~ | 173万500円~ |
合計 (税金・燃油特別付加運賃など込み) |
34万3990円~ | 317万1990円~ |
※全日本空輸株式会社「フライト検索|ANA国際線」を元に筆者作成
こちらも同様に、ファーストクラスは300万円以上かかります。エコノミー・ファーストクラスどちらも、JALと同程度の額となりました。
ファーストクラスのサービス
JAL・ANAともに国際線のファーストクラスは、座席が広くフルフラットにすれば足を伸ばして寝そべることも可能です。有名料理店店主が監修した食事や、めったに味わうことのできない希少なお酒などを楽しむこともできます。また、ホテル並みのアメニティや、機内でくつろぐためのリラクシングウェアも用意されています。
ファーストクラスのメリットは、機内サービスだけではありません。搭乗前のラウンジサービスや専用のチェックインカウンターがあり、到着後の荷物の受け取りも迅速です。
ファーストクラスを頻繁に利用する人は高所得者だけ?
ファーストクラスを頻繁に利用する人は、確かに高所得者といえるかもしれません。しかし、頻繁に出張で飛行機を利用する役員などは、会社の経費でファーストクラスを利用している方もいるでしょう。
とはいえ、高所得者であってもファーストクラスを利用しない人もおり、飛行機での移動にどこまで価値を見出すかは、人それぞれといえるでしょう。
いつでも利用できるわけではありませんが、マイルをためてファーストクラスを利用することもできます。例えばJALなら、シーズンによって必要なマイルが異なるものの、時期によってはソウルまで3万マイルで行くことが可能です。頻繁に飛行機を利用する方や、カード払いでショッピングすることの多い方などは有効です。
ファーストクラスを利用するのはお金持ちだけとは限らない
東京・ニューヨーク間をファーストクラスで往復する場合の運賃は300万円以上と、エコノミーと比べ10倍近い額がかかります。平均的な年収の場合、頻繁にファーストクラスを利用することは難しいでしょう。
ただし、高所得者全員がファーストクラスを利用するわけではありません。ファーストクラスで得られるさまざまなメリットに高い価値を感じる方が、ファーストクラスを利用していると考えられます。
一度くらいは、ファーストクラスに乗ってみたいという方は、マイルをためるなどしてサービスを体感してみてはいかがでしょうか。
出典
日本航空株式会社 JAL|国内線/国際線の航空券・飛行機チケット予約
全日本空輸株式会社 フライト検索|ANA国際線
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー