更新日: 2024.07.24 年収

28歳、「年収300万円」の会社員です。最低でも年収「400万円」は欲しいのですが、どうすればよいでしょうか?

28歳、「年収300万円」の会社員です。最低でも年収「400万円」は欲しいのですが、どうすればよいでしょうか?
20代後半ともなると、仕事にも慣れ、今後の働き方や結婚などを考える年齢でもあります。
 
「28歳なのに年収が300万円。このままでは結婚できない」「仕事内容に対し給与が少なく、今のままでよいのか不安」など、悩みのある方もいるでしょう。
 
そこで今回は、20代後半の平均年収と年収の高い職種、年収300万円の方が400万円を達成するためにできることをご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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20代後半の平均年収

20代後半は、仕事も覚え中堅社員としてさまざまな仕事を任され始める頃です。入社当時と比べ、できる仕事もはるかに増えており、それに見合う年収が欲しいところでしょう。
 
国税庁の令和4年分民間給与実態統計調査を一部抜粋し、事業所規模別の20代後半の平均年収を以下の表1で確認してみましょう。
 
表1

事業所規模 25~29歳平均給与額
10人未満 303万1000円
10人以上 338万5000円
30人以上 349万7000円
100人以上 382万8000円
500人以上 399万6000円
1000人以上 425万6000円

※国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-」を基に筆者作成
 
表1を見て分かるように、平均年収は企業規模が大きくなればなるほど高くなっていく傾向があります。これを踏まえて考えると、20代後半で年収300万円は小規模事業所であれば平均的ですが、大企業では少ない額だといえそうです。
 

20代後半で年収400万円以上の業種はあるのか

企業規模が大きくなるほど年収が増えますが、業種の違いでも年収は大きく変わる可能性があります。同じく国税庁の令和4年分民間給与実態統計調査から、15の業種のうち年収トップ5を表2にまとめました。
 
表2

業種 25~29歳平均給与額
1 電気・ガス・熱供給・水道業 508万2000円
2 金融業、保険業 485万6000円
3 情報通信業 443万円
4 建設業 437万1000円
5 学術研究、専門・技術サービス業、教育、学習支援業 424万9000円

※国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-」を基に筆者作成
 
すべての業種で、20代後半の年収が400万円を超えています。一方で「農林水産・鉱業」「サービス業」などは、年収が300万円台となっています。
 

年収400万円を達成するためにできること

20代後半で年収400万円を達成するためには、副業をする方法や、今の仕事に関連する資格を取得して給与アップを狙う方法などが考えられます。
 
しかし、会社の規模や勤務先の業種などによっては、年収400万円を超えるには時間がかかることも考えられます。そのような場合は、転職を視野に入れることも1つの方法です。
 
同業種・同職種であれば、これまでの経験を生かせる可能性があるため、比較的転職しやすいと考えられます。しかし、現在の業種が全体的に年収が高くない業種の場合、転職してもそれほど年収アップは期待できないことも考えられます。その場合は、現在の職種を生かし、年収アップできる業種への転職も考えるとよいでしょう。
 
どのような業種に転職するとしても、業界のことをしっかりリサーチしたうえで転職を考えることが重要です。
 

20代後半で年収400万円を目指すなら転職を検討しよう

年収は、事業所規模や業種によって異なります。20代後半の場合、小規模事業所では300万円台の年収ですが、企業規模1000人以上の大企業になると平均400万円を超えます。また業種によっては500万円を超えるケースもあるでしょう。
 
年収アップの方法はいくつかありますが、大幅な年収アップを狙うのであれば、転職を検討するとよいでしょう。転職といっても、これまでと同じ業種か異業種かによっても、年収に差が出る可能性があります。理想の年収を得られるよう、気になる業種の年収相場をリサーチし、相応の年収が得られるか把握することが重要です。
 

出典

国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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