更新日: 2024.08.07 年収

合コンで出会った男性が「パティシエ」でした。「安月給で生活は苦しい」と言っていましたが、本当でしょうか?

合コンで出会った男性が「パティシエ」でした。「安月給で生活は苦しい」と言っていましたが、本当でしょうか?
パティシエは、給料のわりに忙しくて大変という話を聞いたことがある人もいるかもしれません。実際にはどのくらいの年収なのか気になる人もいるでしょう。そこで本記事では、パティシエの平均年収を紹介するとともに、年収を上げるための方法を紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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パティシエの平均年収

厚生労働省の職業情報提供サイトjobtagに掲載されている情報によると、パティシエの年齢別平均年収は表1の通りです。
 
表1

~19歳 246万6300円
20~24歳 298万 7800円
25~29歳 328万 4900円
30~34歳 362万3400円
35~39歳 404万9000円
40~44歳 398万3000円
45~49歳 408万4300円
50~54歳 379万7300円
55~59歳 346万円
60~64歳 282万6300円
65~69歳 235万9100円

※厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag「洋菓子製造、パティシエ」を基に筆者が作成
 
パティシエの平均年収のピークは、45~49歳の408万4300円であると分かります。20代前半は200万円台と、平均年収だけをみれば決して高いとはいえない傾向があるようです。
 

パティシエが年収を上げるための方法

ここでは、パティシエが年収をアップさせるための方法を紹介します。
 

スキルや経験を積む

パティシエは職人としての一面をもっており、年収を上げるためには実力をつけることが欠かせません。特に下積み時代には、仕事以外の時間でも技術や経験を積むための自主トレーニングを行いましょう。
 
お菓子作りの本を読み実践することはもちろん、関連する英語など外国語の文献を読むことも大切です。語学を勉強し、英語やフランス語などで書かれた本も読めるようになると、さらに新しい知識を身につけられると考えられます。
 
また、パティシエとして人気を集めるためにも、はやりのスイーツのチェックを行うのもよいでしょう。時間や費用に余裕があれば、留学して本場のお菓子作りを学ぶのも手段の一つです。
 

コンクールで結果を出す

パティシエは、コンクールで結果を出して実績をアピールすることで、給与アップにつながる可能性があります。パティシエのコンクールにはさまざまなものがあります。代表的なパティシエのコンクールは、以下の通りです。

●全国洋菓子技術コンテスト大会
●西日本洋菓子コンテスト
●トップ・オブ・パティシエ・イン・アジア

日本国内だけでもいくつかのコンクールが開催されているようです。世界規模でみてみると、フランスのリヨンでは、2年に1度「クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリー」が、アメリカでも2年に1度「ワールド・ペストリー・チーム・チャンピオンシップ」が開催されているようです。
 
世界最高峰を決めるようなコンクールで入賞すれば、十分アピールできる実績となる可能性があります。また、コンクールで入賞を目指してお菓子作りに励むことは、自分の技術を磨くことにもつながります。
 

条件のよい職場に転職する

すでにパティシエとして働いている人が年収を上げる方法として、転職が挙げられます。より条件のよい職場に転職すれば、すぐに年収アップを実現できる可能性があります。また、転職をする際に、経験やスキルを十分に積んでおくことが大切です。
 
ほかの人と同じようなスキルしかなければ、高い年収で雇いたいとは考えてもらえません。技術を高めたり、ほかの人とは異なる発想でお菓子を作ったりと、印象に残る実績や経験をもてるようにしましょう。
 

自分でお店を開業する

パティシエとして年収を上げるなら、思い切って自分のお店をもつのも一つの手段です。ただし、個人店は必ずうまくいくとは限りません。リスクがあることも理解し、念入りに準備をして進める必要があります。
 
独立を成功させるためにも、スキルや技術を磨くことはもちろん、どのようなお店にしたいのかといったコンセプトやメニューなどにもこだわり、多くの人の印象に残るお店にすることが大切です。
 

パティシエの年収は上がりにくいがアップする方法はある

パティシエの平均年収をみると、決して高年収であるとはいえない傾向があるようです。しかし、努力や方法次第で年収アップを叶えられる可能性があります。そのためには、ひたすら技術や実績を磨き、ほかの人とは異なるスキルを身につける必要があるでしょう。
 

出典

厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag 洋菓子製造、パティシエ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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