更新日: 2024.08.09 年収
CAさんはフライト中にどんなことをしているの? 仕事内容と年収を教えて!
今回は、CAの具体的な仕事内容や年収について詳しく紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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CAの仕事内容
CAの主な仕事内容は、大きく分けて「機内サービス業務」と「保安業務」の2つに分けられます。
機内サービス業務とは、例えば機内食の準備や提供、新聞・雑誌の回収などです。飛行機に乗ったことがある人には馴染み深く、CAの仕事といえば、まずは機内サービス業務が思い浮かぶという人は多いでしょう。
しかし、機内の安全を管理する保安業務の具体的な内容を理解していない方も多いのではないでしょうか。
ここでは、それぞれの業務についてみていきましょう。
機内サービス業務
「CA」と聞くと、おそらく多くの方が機内サービス業務を連想するでしょう。
CAが行う機内サービス業務は以下の通りです。
●食事や飲み物のサービスをする
●免税品などの機内販売をする
●離陸と着陸時、緊急時にアナウンスをする
●新聞、雑誌、毛布などの配布と回収をする
これらの業務は基本的に国内線・国際線で大きな違いはありません。ただし、国際線では、入国書類の配布などの追加業務が必要となります。また、小さな子どもの世話をしたり、搭乗中のお客様からの質問に対応したりするなど、個々のリクエストに柔軟に応えなければなりません。
保安業務
保安業務は、お客様の命に直結する可能性があるため、CAの業務の中でも非常に重要な役割を果たしています。
CAが行う保安業務は以下の通りです。
●搭乗前に機内の確認を行う
●飛行機のドアの開け閉め
●非常用の設備案内を行う(非常口の位置、酸素マスクの使用方法、救命胴衣の装着方法など)
●離陸と着陸前に旅客の安全確認を行う
●急病人への救急処置を行う
●天候悪化時の機内の安全確保をする
CAは、お客様に快適な空の旅を提供するだけでなく、保安要員として機内の安全を確保する責任も担っています。万が一、ハイジャックなどの緊急事態が発生した際には、迅速かつ適切にお客様を誘導しなければなりません。そのため、CAは予期しない事態に備えて、常に冷静に状況を判断する能力が求められています。
CAの平均年収
厚生労働省の職業情報提供サイト「jobtag」によると、CAの年収の全国平均は「534万円」となっています。国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」をみてみると、日本人の平均年収は458万円です。このデータを比較すると、CAの平均年収は日本人の平均年収よりも約76万円高いことが分かります。
また、年齢が上がるにつれて年収も上昇傾向にある理由は、経験やスキルの向上に伴い昇給や昇進があるからだと考えられます。CAの場合は55~59歳でピークを迎えるようで、ピーク時の平均年収「899万5900円」とされています。
CAの年収が高い理由の1つに、その職業の専門性や特殊な技術が求められることが挙げられます。特に、国際線を担当するCAは、外国語の能力や高い接客スキルが必要とされるため、給与が高くなる傾向にあると考えられます。
まとめ
CAの平均年収は「534万円」と比較的高い傾向にあるようですが、その仕事内容は多岐にわたり、安全管理や乗客対応、緊急時の対応などさまざまです。常に乗客の快適な旅をサポートする責務があるCAには、多くのスキルが求められるうえに、柔軟性やストレス耐性も必要だと考えられます。
空の旅を支えるプロフェッショナルとしてのCAの役割と報酬について理解を深めることは、航空業界全体を知るうえで重要です。CAは多くの挑戦が必要となる分、大変なことも多いと考えられますが、同時にやりがいを感じることのできる魅力的な職業であるといえるでしょう。
出典
厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag 客室乗務員
国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー