更新日: 2024.08.22 年収

息子がバイト先の飲食店から「店長候補」として正社員の話をいただいたようです。外食産業の平均年収はどのくらいなのでしょうか?

息子がバイト先の飲食店から「店長候補」として正社員の話をいただいたようです。外食産業の平均年収はどのくらいなのでしょうか?
バイト先の飲食店から、自身の息子が「店長候補」として正社員の話をもらった人がいるかもしれません。実際に外食産業の会社に入社する場合、平均年収がどのくらいか気になる人もいるでしょう。
 
今回は外食産業の平均年収とあわせて、一般社員と店長の違いについてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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外食産業の平均年収は?

国税庁が発表する「令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-」によると、「宿泊業、飲食サービス業」従事者の平均年収は268万円です。
 
ほかの業界と比較すると平均年収は低めの傾向にあります。今回参考としているデータのうち「サービス業」に含まれる業界の平均年収を計算したところ、377万円となり、110万円程度の差があることが分かりました。
 
上記の金額は、店長やホールスタッフ、料理人などすべての職種の給与を平均したものであり、役職によって年収が変わると考えられます。外食産業だから一概に年収が低くなるわけではないことも理解したうえで、年収の目安としておきましょう。
 

外食産業の一般社員と店長の違い

外食産業の一般社員と店長では、業務内容や給与平均の部分にさまざまな違いが設けられています。ここからはどのような違いがあるのかについて、詳しく見ていきましょう。
 

一般社員の業務内容・給与平均

飲食店の一般社員として働く場合、どのような飲食店で働くのかによって業務内容は大きく変わってきます。
 
例えば飲食チェーン店の場合、接客や調理場での調理を行うのが一般的です。キッチンとホールに分かれて業務内容が与えられることが多く、キッチンの場合は料理マニュアルに従って料理を提供する、食材の補充や発注をするなどの業務があげられるでしょう。
 
対してホールの場合は、接客やレジ打ち・注文の確認などがおもな仕事内容です。なお、厚生労働省が提供する「職業情報提供サイト jobtag」によると、飲食チェーン店店員の就業者の給与平均は327万9000円となっていました。
 

店長の業務内容・給与平均

飲食店の店長として働く場合、スタッフの統括と店舗の運営業務全般を任されます。売り上げや利益の管理はもちろんのこと、顧客満足度を高めるための戦略を練る・スタッフ全体のマネジメントを行うことなどがおもな業務内容として考えられます。
 
企業の規模によっては、集客や採用などの部分の仕事を任されることもあるようです。そのため、店舗にはいるものの、現場に出て接客を行うケースはあまりないケースも考えられるでしょう。
 
求人サイトに掲載されている求人を確認すると、大手チェーン居酒屋店の場合は手当込みで年収560万円程度になるケースもあるようです。会社や店舗の規模によって、店長の給料は変動しやすいことも覚えておきましょう。
 

店長候補とはどのような立場?

店長候補とはその名の通り、将来的に店長になることが見込まれている人材を指します。必ずしも店長になれるわけではないものの、能力や実績が見込まれれば、店長になるチャンスは十分にあると考えられます。
 
入社して最初のうちは、基本的に店舗スタッフとして働くようです。その後徐々にステップアップしていき、最終的に店長を任されることが一般的な流れとされています。
 

外食産業の平均年収は268万円程度となっている

外食産業の平均年収について調べてみたところ、268万円程度になることが分かりました。年収は店舗や会社の規模はもちろん、任される業務の範囲によっても変動します。
 
また、場合によっては平均年収の倍以上稼げるケースも確認できます。特に大手チェーン店の店長として働く場合であれば、平均以上の年収となる可能性もあるでしょう。
 

出典

国税庁 令和4年分 民間給与実態統計調査 -調査結果報告-(19ページ)
厚生労働省 職業情報提供サイト jobtag 飲食チェーン店店員
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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