更新日: 2024.08.23 年収
周りのママ友の財布は「ブランドもの」ばかり…うちは余裕がないのですが30代は「裕福な家庭」が多いのでしょうか?
そこで今回は、30代の世帯年収について調べてみました。主婦がお金をかけるところや自身のためにプチぜいたくをしたい場合のお金の捻出方法もご紹介しますので参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
30代の世帯年収は?
厚生労働省の「2023(令和5)年国民生活基礎調査の概況」によると、世帯主が30代の平均所得金額は以下の通りです。
・1世帯あたりの平均所得金額:608万5000円
・世帯人員1人あたりの平均所得金額:246万1000円
これはあくまでも平均値ですが、自身の家庭の経済レベルを知りたい場合に参考にできるでしょう。
また児童のいる家庭の生活意識については、以下のような回答が得られています。
・大変苦しい:28.5%
・やや苦しい:36.5%
・普通:31.5%
・ややゆとりがある:3.1%
・大変ゆとりがある:0.4%
「生活が苦しい」と回答した家庭は65.0%で、半数以上を占めています。周りのママ友の財布がブランドものばかりでも、生活にゆとりのある裕福な家庭ばかりであるとは限らないことが分かります。
主婦がお金をかけるところは各家庭で異なる!
独身時代は自由にお金を使えても、結婚して子どもが生まれると、自由に使えていたお金は制限されます。株式会社LENDEXが実施した「主婦のお金事情に関する調査」によると、家計のやりくりで重いと思うものは以下の通りです。
・食費:68.4%
・水道光熱費:58.5%
・家賃:31.2%
・ローン:30.5%
・教育費:23.5%
・外食代:22.0%
・交遊費:19.5%
・旅行などの外出費:19.1%
・酒・タバコなどの嗜好(しこう)品:16.2%
・その他:11.0%
育ちざかりの子どもがいる家庭では、食費は削りたくても削れないことが実情でしょう。水道光熱費や家賃も生活するうえで欠かせない出費です。子どもの将来を優先して、教育にお金をかける家庭もあります。外食代・交遊費・旅行など、趣味や娯楽を大切にしてお金をかけている家庭もあるようです。
支出の優先順位は各家庭によって異なるため、中には美容や財布・かばんなどの持ち物にお金をかける人がいたとしても不思議ではありません。ブランド品を所有していても、それが経済的余裕の証明にはならず、中には無理をして購入している可能性もあります。
プチぜいたくをしたい場合のお金の捻出方法
「裕福ではないけれどブランドものの財布くらいは持ちたい」と考える方もいるでしょう。同調査では、自身のためにプチぜいたくをしたい場合のお金の捻出の仕方について以下の回答がありました。
・ポイントサイト:62.2%
・副業:9.0%
・短期バイト:6.1%
・投資:4.7%
・アフィリエイト:0.6%
・その他:17.4%
忙しい主婦にとって、ポイントサイトは隙間時間でポイントが貯められる便利な方法だといえるでしょう。一度に大きな金額は期待できませんが、地道にポイントを貯めることでブランドものの財布を購入する際の足しになるかもしれません。
使わなくなったものをフリマサイトで売ったり、空き時間に手作りのものをネットで売ったりしている人もいるようです。まとまった時間が確保できる方は、副業や短期バイトも検討できるでしょう。
ブランドものの財布が経済的余裕の証明とはならない! 主婦がお金をかけるところは各家庭により異なる
30代の平均所得金額は1世帯あたり608万5000円です。児童のいる世帯では、生活が苦しいと感じる家庭が65.0%で、半数以上を占めています。周りのママ友の財布がブランドものばかりであっても、皆が生活に余裕のある裕福な家庭であるとは限らないでしょう。
各家庭でお金をかけるところは異なります。食費・教育費・趣味や娯楽など、家庭によって支出の優先順位は異なり、中には無理をしてブランドものの財布を購入していることも考えられます。
経済的に余裕がない家庭でも「ブランドものの財布くらいは欲しい」と考える場合は、ポイントサイトや副業などで、自身のプチぜいたくのためにお金を捻出できるかもしれません。
出典
厚生労働省 2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況 結果の概要 II 各種世帯の所得等の状況 3 世帯主の年齢階級別の所得の状況(10ページ)、5 生活意識の状況(12ページ)
株式会社LENDEX 主婦のお金事情に関する調査(PR TIMES)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー