更新日: 2024.08.23 年収
芸人を目指している30歳息子が結婚するそうです。稼ぎは「月収13万円」ほどなのですが、家庭を持つには少ないですか?親として止めるべきか迷います
今回は二人世帯の月間平均支出や、収入アップを目指すための方法についてまとめました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
二人世帯の月間平均支出は?
二人以上の世帯の月間平均支出について、総務省が公表した報道資料の「家計調査報告」では29万3997円と掲載されていました(2023年平均値)。なお、あくまでも二人以上の世帯での平均値となるため、夫婦二人で生活する場合は、もう少し支出が少なくなる可能性も考えられます。
仮に29万3997円で計算すると、13万円しか月の収入がない場合、単純計算で16万円程度不足してしまうと考えられるでしょう。そのため、家庭を持つ場合は共働きになる可能性が高いです。
なお、国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、女性の給与所得者の平均年収は314万円です。ボーナスを加味しなかった場合、月の総支給額は約26万1600円となります。保険や税金が引かれてから手元に残る金額を考えると、共働きであれば無理のない生活を送れる可能性は十分にあると考えられます。
芸人から転職すれば収入を増やせる可能性はある
芸人として売れれば大幅な収入アップにつながる可能性はありますが、どうしても狭き門にはなってしまいます。そのため、収入を増やしたい場合は、転職を視野に入れてみるのもいいでしょう。
通常の転職サイトを利用しても問題はありませんが、中には芸人からの転職を支援するサービスもあるようです。これらのサイトを用いて転職を目指せば、芸人として培った能力を生かせる転職先が見つかる可能性もあります。
例えば営業職であれば、トーク力を生かした活動ができる可能性があるでしょう。また、SNSでの活動が得意であれば、企業やサービスの認知を高めるための広報活動が向いているかもしれません。
芸人としての成功を求めるのは決して悪いことではありませんが、息子が収入を増やしたいと考えている場合は、上記のようなサービスを用いた転職も視野に入れるよう勧めてみてもいいかもしれません。
芸人として活動しながら収入アップを目指す方法はある?
芸人として活動しながら収入アップを目指したいものの、なかなか時間が確保できないといったケースもあるでしょう。この場合、普段のバイトに加えて、単発バイトや日雇いバイトの検討も勧めてみてください。
普段のバイトと芸人としての活動をしている時間以外にも、空き時間があるケースは珍しくないでしょう。そのような時間に単発バイトや日雇いバイトを入れてしまえば、収入アップの手助けになってくれます。
また、バイトを掛け持ちする際は、できるだけ肉体への負担が少ないものを選ぶこともポイントです。人それぞれ適する職種は異なるため、本人に適したバイトが何かを選定するところから始めてみましょう。
月収13万円しかない場合、家庭を持つには不足する可能性が高い
総務省の家計調査報告によると、二人以上の世帯の月額平均支出は29万3997円でした。そのため、月収13万円だと単純計算で16万円程度は不足してしまう可能性が高いでしょう。
もちろん結婚する以上、パートナーからの了承を得られていると想定はできます。そのため、少しでも二人の負担を減らすための行動をとるのも重要なポイントです。
芸人を目指して活動するのは、決して悪いことではありません。しかし、確実な収入アップを目指している場合は、今回紹介した内容を参考にしながら、どのようにしていくといいかを親子で話し合ってみる機会を設けてみてください。
出典
総務省 家計調査報告-2023年(令和5年)12月分、10~12月期平均及び2023年平均-(15ページ)
国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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