更新日: 2024.08.24 年収

先日プロポーズした彼女に”年収”が原因で結婚を断られました。33歳会社員で年収「380万円」は人並みではないのでしょうか?

先日プロポーズした彼女に”年収”が原因で結婚を断られました。33歳会社員で年収「380万円」は人並みではないのでしょうか?
結婚相手に求めるもののひとつに「年収」があります。どれほど好きな相手でも、年収が低ければ結婚後の生活で経済的に困難に陥る可能性があるでしょう。そのため中には自分の年収が原因で結婚を断られることも。
 
例えば33歳会社員で年収380万円は人並みだと思っていたのに、プロポーズを断られてしまった場合、同年代の平均年収と比較して少ないのでしょうか。
 
そこで今回は、30代前半の平均年収を調べてみました。将来の結婚に向けて年収を増やす方法もご紹介しますので参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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33歳会社員で年収380万円は平均と比較して少ない?

国税庁長官官房企画課の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、30代前半(30~34歳)の平均年収は以下の通りです。

・男性:485万2000円
 
・女性:338万3000円
 
・男女計:424万5000円

33歳の男性会社員で年収が380万円の場合、同世代の男性会社員と比較して105万2000円、男女計でも44万5000円少ないことが分かります。
 

平均値ではなく中央値も参考にできる

平均年収は、調査対象者の年収合計を対象者の数で割った数値です。中には極端に年収の高い人が含まれることがあり、その数値が平均年収を引き上げる場合が考えられます。これに対して中央値は、データを小さい順に並べてちょうど真ん中にある値のことです。中央値では、極端に年収が低い人や高い人の数値の影響を受けにくいといえます。
 
例えばある求人サイトでは、登録者の年収データを公表していて、33歳の年収の平均値と中央値は以下の通りです。

・平均値:445万円(男性:491万円/女性:381万円)
 
・中央値:400万円(男性:450万円/女性:350万円)

33歳の男性会社員の場合、年収の中央値は450万円です。中央値と比較しても、33歳の男性会社員で年収380万円では同世代の男性会社員より70万円、男女計でも20万円少ないことが分かります。
 

将来に向けて年収を増やす方法

前述した国税庁長官官房企画課の調査によると、30代後半(35~39歳)になると平均年収は461万9000円(男性:548万8000円/女性:332万6000円)となっています。年収を理由に彼女から結婚を断られた場合、将来に向けて年収を増やすために、以下のような方法を検討できるでしょう。
 
・今の職場で昇格・昇進を目指す
 
資格取得やキャリアを積むことで、昇格・昇進に伴い年収がアップすることが考えられます。会社の評価基準を把握して、資格手当や役職手当について確認しておくとよいでしょう。ただし年収アップまでに時間がかかる場合がある点に注意が必要です。
 
・空き時間に副業をする
 
定時後や休みの日を活用して副業することで、収入を上げられます。アルバイトだけでなく、自宅でもできるクラウドソーシングなどもあり、特技や趣味などを生かせるかもしれません。ただし、無理をして本業に支障が出ないように注意する必要があります。
 
・余剰資金を使って資産運用をする
 
預貯金だけでお金を増やすのは難しいため、資産運用を始めて将来使うお金を上手に育てることも検討できます。税制面で優遇されるNISAなどを活用するのもよいでしょう。資産運用にはリスクも伴うため、余剰資産を使ったり、長期的に安定して資産を運用するためにしっかりと学習したりすることも大切です。
 
・年収の高い会社へ転職する
 
今の職場で年収アップが期待できない場合は、年収の高いほかの会社へ転職することも検討できます。今まで積み上げてきたスキルや経験を生かせる職場があるかもしれません。平均年収の高い他業種への転職に挑戦するのもよいでしょう。ただし転職で必ずしも年収が上がるとは限らないため、転職活動には慎重さが大切です。
 

33歳の男性会社員で年収380万円は同世代の平均よりも105万2000円少ない!

33歳の男性会社員で年収380万円の場合、同世代の男性会社員と比較すると105万2000円、男女計でも44万5000円少ないことが分かりました。
 
極端に年収が低い人や高い人の数値の影響を受けにくい中央値で比較しても、同世代の男性会社員より70万円、男女計でも20万円ほど少ないようです。年収が理由で彼女から結婚を断られた場合、経済的に安心してもらえるように年収アップを目指す必要があるでしょう。
 
将来に向けて年収を増やす方法には、今の職場で昇格・昇進を目指すことや、空き時間に副業をすることが挙げられます。余剰資金を使って資産運用を始めたり、年収の高い会社へ転職したりすることも検討できるでしょう。
 

出典

国税庁長官官房企画課 令和4年分民間給与実態統計調査 -調査結果報告- 第10表 事業所規模別及び年齢階層別の給与所得者数・給与額 その3 平均給与(170ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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