更新日: 2024.08.31 年収
婚活中で「年収800万円」です。相談所で「年収は非公開にしたほうがいい」と言われたのですが、女性で年収が高いのって“メリット”にならないのですか…?
現代ではかつてより男女の働き方や収入の差が縮まってきていますが、女性の年収が高いことはメリットではないのでしょうか?
本記事では年収800万円以上の女性はどれくらいいるのかや結婚相手に求める条件の変化、年収800万円は婚活中の女性にとってメリット・デメリットどちらになるのかについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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女性で年収800万円は高い?
国税庁が実施した令和4年分民間給与実態統計調査によると、女性の給与所得者の平均年収は314万円、男性の平均年収は563万円となっています。また、同調査によると、年収800万円以上の女性は給与所得者の3.1%しかおらず、かなり希少な存在といえます。
男性でも年収800万円以上は16.8%と 6人に1人程度しかいませんが、女性では100人に3人の割合となっており、さらに婚活中の女性ということであれば、同じような年収の女性はほとんどいない可能性も考えられます。
男性も女性に経済力を求める時代になっている
国立社会保障・人口問題研究所が令和3年6月に実施した「第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)」によると、結婚相手の条件では、男性は女性の経済力を重視または考慮するようになっています(48.2%:前回2015年調査では41.9%)。
また、女性は男性の家事・育児の能力や姿勢を重視する割合が大きく上昇(70.2%:前回57.7%)しています。
ひと昔前であれば、女性は男性に経済力を求め、男性は女性に家事・育児能力や姿勢を求める人が多くいました。しかし、それでは男性側に病気や倒産などのもしもがあった場合に生活が困窮してしまう可能性が高いです。
調査結果も踏まえると、結婚相手の異性に求める条件は多様化しており、人それぞれではありますが、年収800万円というのは他の女性にはない非常に大きいアドバンテージになり得ると考えることもできます。
高年収の女性が婚活で注意すべきポイント
女性に限定されませんが、高年収な人は詐欺に気を付けましょう。婚活では収入を明らかにした状態で相手との関係を築いていく場でもあります。そのため、「将来のために知っておきたい」と言われても、貯蓄や収入について伝えるのはお互いによく知り合ってからにするなど、注意が必要です。
また、相手によっては配偶者の年収が自分よりも高いことに気後れしてしまう場合もあるでしょう。決して自身を卑下する必要はありませんが、相手のお金に関する考え方も意識しながら今後についても考えるのが良いでしょう。
まとめ
給与所得者の女性で年収800万円以上は約3%しかいません。さらに婚活中の女性と考えると、さらに少なくなるのではないでしょうか。現代では結婚相手の女性に経済力を求める男性が増えており、年収800万円はデメリットよりもむしろメリットになるといえます。
ただし、婚活の場で高年収であることを明かすと詐欺などの被害に遭う可能性も高くなるとも考えられます。必ずしも年収を非公開にする必要はありませんが、始めは年収を非公開にして、相手を信頼できると感じたら年収を伝えるのも良いでしょう。
出典
国税庁 令和4年分民間給与実態統計調査-調査結果報告-
国立社会保障・人口問題研究所 第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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