更新日: 2024.09.18 年収
「ボーナスの使い道」は「生活費」に充当が34.9%!? 毎回ボーナスは生活費に消えてしまうのですが、家計を見直した方がよいでしょうか?
しかし、ボーナスをあてにして毎月の生活費を補てんしていると、いざというときに必要なお金が用意できない可能性があります。そのため、毎月の生活費を見直して計画的な家計管理をすることが重要です。
今回は、ボーナスの使い道や家計管理の方法、ボーナスの使い方について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
20代・30代のボーナスの使い道は?
株式会社ジェイックが2022年に行った「今夏のボーナスの使い道・夏休みの帰省」に関する20代・30代の正社員に対するアンケート結果によれば、ボーナスの使い道は以下の通りです。
1・貯金(56.8%)
2・生活費に充当(34.9%)
3・趣味(34.6%)
4・投資(17.2%)
5・旅行・レジャー(15.3%)
6・奨学金やローンの返済(13.1%)
7・ファッション・美容(11.8%)
8・スキルアップなどの自己投資(11.0%)
9・飲食(10.2%)
10・その他(7.0%)
11・家電(6.4%)
過半数の方が貯金に充て、将来や老後のために着実に資産を増やそうと考えていることが分かります。一方で、生活費に充てる方も全体の約3割存在し、毎月の生活費で赤字になった部分をボーナスで補てんするという方も多いようです。近年は物価高や水道光熱費関連の値上げもあり、家計に大きな影響を与えていることが原因とうかがえます。
しかしボーナスはいつでも必ず同じ額が支給されるわけではなく、会社の業績や働き方、社会の情勢などで変化する可能性があります。そのため、ボーナスで家計が補てんできない場合も考えて、毎月の家計管理をすることが重要です。
家計管理の方法とボーナスの使い方
ボーナスをあてにして生活費を補てんするのではなく、なるべく毎月の収支を黒字にすることを目標にしましょう。初めは、無駄な支出がないか確認したり、固定費が高くなっていないか確認したりするところから始めてみてください。さらに、日頃からボーナス払いにして大きな買い物をしていないかも確認が必要です。
そのほかにも家計が赤字になる原因で多いのは、想定外の出費です。予期せず冠婚葬祭に呼ばれたり、家電や住宅設備が壊れて修理が必要になったりするといった場合もあるでしょう。これらにはまとまった金額が必要になる場合も多く、赤字の原因となります。突然の事態に備えられるよう、特別費を設けて少しずつ積み立てておくとよいでしょう。
さらに、ボーナスになるべく頼らないために、ボーナスの何割かを貯蓄にまわす意識も重要です。
現在の毎月の収支と、ボーナス額を把握し、家計管理に努めましょう。
ボーナスをあてにして生活費を補てんしているのであれば、毎月の家計の見直しを行いましょう
ボーナスを生活費に充てている方は約3割いることが分かりました。しかし、ボーナスは会社に所属していれば必ず支給されるわけではなく、会社の業績や社会情勢に左右される場合があります。金額が上下する可能性やボーナスが無くなる可能性も考え、毎月の収支管理をしておくと安心です。
収支管理では、基本的な固定費の見直しや、ボーナスに依存した使い方になっていないか確認しましょう。ボーナスありきで生活費を補てんしたり、高い買い物をしたりすると、万が一の必要なときにお金が捻出できない可能性もあります。そのため、ボーナスの一部を貯蓄に回したり、特別費として分けたりして、急な事態にも対応できるように対策しておくことが重要です。
出典
株式会社ジェイック 「今夏のボーナスの使い道・夏休みの帰省」に関する20代・30代の正社員に対するアンケート
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー