更新日: 2024.09.20 年収
30歳年収350万円で昇給なし。安い「円」に期待できないので、価値が上がり続ける「ドル」を副業で稼ぐのは「アリ」でしょうか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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円とドルの価値の差と推移はどのくらい?
2022年の前半頃までは、1ドルあたり100~120円の範囲で推移するのが一般的でした。
しかしコロナショック発生以降、日米の金融政策の違いや物価上昇率などさまざまな要因から、急激に円安が進んでいます。2024年6月には1ドル160円を突破するなど、ドルに対して円の価値が相対的に低くなっている状況です。
円安が進むと、海外製品が高くなったり、海外へ投資資金が流出し債券や株式の価格が下がったりするデメリットが起こるのが一般的です。特に日本はさまざまな資源を輸入に頼っているため、日用品をはじめとした多くの製品・サービスが値上がりしました。
ただし、円安はデメリットばかりではありません。外貨建ての資産価値が高まったり、輸出産業が好調になったりするため、保有通貨や投資企業を分散していれば資産を増やすことも可能です。
このような背景もあり、外貨を得ることの重要性が高まっています。
日本でドルを稼ぐことは可能? 副業する際の注意点とは
外国で生活しながら働くことが外貨を得る近道ですが、現地で外貨を得ても現地の高い物価水準のなかで生活しなければなりません。トータルで見ると効率よく貯蓄できる可能性は低く、特に社会人の方にとっては現実的な手段とはいえないでしょう。
しかし副業であれば、もっと手軽に外貨を得られます。海外クラウドソーシングサイトを利用すれば、翻訳やライティング、プログラミングなどのスキルを生かして外貨を稼ぐことが可能です。日本のクラウドソーシングサイトと同じように、クラウドソーシングサービスを介してクライアントとやり取りを行う流れです。
ほかにも、海外向けECサイトで日本の商品を販売して外貨を得る方法もあります。せどりを行った経験がある方にとって、比較的取り組みやすいでしょう。
クリエイティブに外貨を得る方法として、デジタルコンテンツの販売が挙げられます。英語力に自信がある方であれば、英語でブログを書いてアフィリエイトプログラムを利用し、外貨を得ることも可能です。
ただし、副業で外貨を稼ぐ際には英語でのやり取りが発生する点に注意しましょう。翻訳サイトやAIを活用すれば、翻訳しながらコミュニケーションを取れるとはいえ、日本語よりもスムーズさを欠く点は否めません。
また、円安のときに外貨を得れば円ベースでの受取額が大きくなりますが、円高に動くと想定よりも円ベースでの受取額が減ります。為替相場は常に動いているため、外貨を得ることが常に有利とはかぎらない点に注意しましょう。
まとめ
円安が進んでいる状況では、外貨を得ることで保有している円ベースでの資産を増やせます。昨今は副業で外貨を得ることも可能なので、興味がある方は実践してみるとよいでしょう。
ただし、英語でのコミュニケーションが必要になったり、為替変動の影響を受けたりする点には注意する必要があります。また、当然ですが副業に注力しすぎて本業がおろそかにならないように、時間や体調を考慮しなければなりません。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー