子どもの小学校入学に合わせて「ヴォクシー」の新車を買いたい! 妻に「年収360万円だと厳しいんじゃない?」と言われたけど、貯金もあるし“エントリーモデル”なら買える? 維持費もあわせて解説

配信日: 2024.10.29

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子どもの小学校入学に合わせて「ヴォクシー」の新車を買いたい! 妻に「年収360万円だと厳しいんじゃない?」と言われたけど、貯金もあるし“エントリーモデル”なら買える? 維持費もあわせて解説
子どもが生まれると、電車やバスなど公共交通機関での移動が難しくなる人もいるのではないでしょうか。一人で電車移動する場合、子どもの世話だけでなくベビーカーや荷物も運ばなければならず、心身ともに疲弊してしまうことも考えられます。
 
このような事情から「ファミリーカーが欲しい」と考えて、実際に購入を検討するケースもあるでしょう。本記事では、子どもが小学生になる頃には「ヴォクシーの新車」を買いたいと考えている場合、「年収360万円・貯金300万円」で手が届くのか、それとも無謀な挑戦なのか解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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ヴォクシーのエントリーモデルは300万円以上?

トヨタのヴォクシーには、ハイブリッド車とガソリン車があり、それぞれさまざまなタイプの車が用意されています。例えば、ガソリン車のエントリーモデル「S-G2WD」の車両本体価格は309万円(税込)となっています。ボディーやインテリアカラーなどのオプションを全くつけない場合、税金や諸費用込みで約332万円です。
 
車種やオプションの内容などによって状況は変化しますが、エントリーモデルでも初期費用だけで330万円程度かかることが分かります。
 
初期費用として332万円かかると、貯金全額使っても「32万円の赤字」となるため、自身や家族の給料やボーナスなどで補填(ほてん)する必要があります。
 

車を所有すると維持費もかかる

ヴォクシーに限らずマイカーを所有すると初期費用だけでなく、駐車場代やガソリン代、保険代、場合によっては高速道路代などがかかります。初期費用を支払えば無料で車を持てるわけではありません。
 
ソニー損害保険株式会社が公表している「2024年全国カーライフ実態調査」によると、ヴォクシーを含むミニバンの1ヶ月あたりの維持費平均額は1万5400円です。ライフスタイルは人それぞれ異なるため具体的な維持費の規模は変化しますが、例えば、都市部だと駐車場代だけでも2万円以上することも少なくありません。
 
使用頻度によってはガソリン代や修理代なども想像以上にかかる可能性があることも考慮する必要があるでしょう。
 

「年収360万円」でヴォクシーに乗るのは無謀なのか

家計への影響を考慮すると、税金や社会保険料などが控除される前の額面金額ではなく手取り分をもとに比較検討するのが望ましいかもしれません。手取り金額は一般的に「額面の75~80%程度」といわれますが、仮に80%とすると年収360万円の場合は288万円(月額24万円)です。
 
初期費用のほとんどを貯金で賄えれば、全額ローンを組む場合に比べると維持費の負担は少なく済みますが、車だけでなく住居費や通信費、食費などもかかることを考えると生活が厳しくなる可能性もあります。例えば、ヴォクシーの維持費として月額2万円、賃貸や持ち家の住居費として月額10万円かかると、これだけで「収入の半分」を占める形となります。
 
今回の事例では貯金もあるため、車の購入は必ずしも無謀というわけではありませんが、将来的に子どもの教育費などの負担が増える可能性もあるため、節約だけでなく収入増も目指したいですね。
 

まとめ

本記事では、「年収360万円・貯金300万円」でヴォクシーの新車を購入するのは無謀なのか解説しました。
 
今回は「3年の準備期間」がある設定のため、無駄遣いしなければ購入時にはいまよりも資産が増えているかもしれませんが、不測の事態に備えて本業での昇進・昇給や転職、副業などで収入アップを目指すことも検討してみましょう。
 

出典

トヨタ自動車株式会社 トヨタ ヴォクシー価格・グレード一覧
ソニー損害保険株式会社 2024年全国カーライフ実態調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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