「医師」「歯科医師」「獣医師」の3分野で「給料」に違いはあるのでしょうか?すべて高収入のイメージですが…

配信日: 2024.11.16

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「医師」「歯科医師」「獣医師」の3分野で「給料」に違いはあるのでしょうか?すべて高収入のイメージですが…
年収の高い職業として知られている医師。「人の役に立ちたい」「親族に医療従事者がいる」などの理由で医師を目指す人もいるようです。収入の高さは魅力ですが、分野によって給料には違いがあるのか気になる方もいるでしょう。
 
そこで今回は、総務省統計局の調査から「医師」「歯科医師」「獣医師」の3つの分野における給料の違いを調べてみました。それぞれの仕事内容もご紹介しますので、参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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医師の年収や仕事内容は?

総務省統計局の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、男女計の医師の平均年収は1436万4700円であることが分かりました。大きく「医師」としてまとめられていますが、以下のような診療科と仕事内容に分けられます。
 
・内科医
内蔵・神経・血液などの病気を診断して、薬物療法や食事療法などにより治療を行います。内科医は脳神経内科・循環器内科・消化器内科・呼吸器内科など、さまざまな専門分野に分かれています。
 
・外科医
手術などによって患者の病気や外傷の治療を行います。外科医は脳神経内科・心臓血管外科・消化器外科・整形外科などに分かれていて、それぞれの専門分野に応じた知識や技術が必要です。
 
・精神科医
統合失調症・うつ病・ストレス障害・不眠症・拒食症・自閉症・認知症・アルコールや薬物の依存症などの治療を行います。認知行動療法・行動療法・認知療法など心理療法を組み合わせた治療や、薬を用いた薬物療法も行います。
 
・小児科医
小児期の病気を診断し、痛みやつらさを最小限にするための治療を行います。発達に応じた養育のコツを保護者に指導・啓発したり、子どもや家族の背景に沿って健全な養育方法を一緒に考えたりすることも大切な業務です。
 
・産婦人科医
妊娠・出産に関する医療や、女性特有の疾患の診断・治療を行います。大病院では産科医・婦人科医に分かれる場合が多く、産婦人科の医院やクリニックなど開業医の場合は両方の診療を行う場合が多いようです。
 

歯科医師の年収や仕事内容は?

歯科医師の平均年収は男女計で924万3000円でした。
 
歯科医師は、虫歯や歯のまわりの病気を治療するとともに予防指導を行います。口腔がんや外傷などの手術や治療を行う歯科口腔外科や学校歯科医、保健所で公衆衛生活動に取り組む歯科医や歯の矯正を専門に行う歯科医師もいます。
 

獣医師の年収や仕事内容は?

獣医師の平均年収は・685万7100円でした。
 
牛・馬・豚・鶏・犬・猫などの動物の健康や生命を守る仕事、および人の健康に関する仕事に従事します。専門分野は多岐に亘り、産業動物分野・伴侶動物分野・公衆衛生分野・バイオメディカル分野・野生動物関係分野などがあります。
 

医師の平均年収は分野によって685万7100円~1436万4700円

総務省統計局の「令和5年賃金構造基本統計調査」では、医師のデータが大きく「医師」「歯科医師」「獣医師」に分けられていて、それぞれの平均年収は1436万4700円・924万3000円・685万7100円でした。
 
ひと言で医師といっても、内科医・外科医・精神科医・小児科医・産婦人科医などの診療科に分かれていて、それぞれの仕事内容は異なります。歯科医師や獣医師でも専門分野は多岐に亘るため、医師を目指す場合は収入だけでなく挑戦してみたい分野について考えることも大切です。
 

出典

総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat)賃金構造基本統計調査/令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種 表番号1
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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