更新日: 2024.11.26 年収
金融業よりも平均賃金が高い意外な業種とは!?「年収」はどのくらい変わる?
今回は平均賃金の高い「電気・ガス・熱供給・水道業」と金融業を比較して、年収はどのくらい変わるかについて調べてみました。それぞれの概要もご紹介しますので、参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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金融業よりも年収の高い業種とは?平均賃金を比較
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、金融業よりも平均賃金の高い業種が2つあり、これらを比較すると以下の通りです。
・電気・ガス・熱供給・水道業:41万200円(年間:492万2400円)
・学術研究、専門・技術サービス:39万6600円(年間:475万9200円)
・金融業、保険業:39万3400円(年間:472万800円)
年収の高い業種として金融業が挙げられますが、同調査では電気・ガス・熱供給・水道業の方が平均賃金では1万6800円高く、年間での差は20万1600円です。
電気・ガス・熱供給・水道業とはどのような職業?
電気・ガス・熱供給・水道業といっても、具体的にどういった職業かイメージできない方もいるでしょう。それぞれの職業の特徴を総務省の説明を基に見てみましょう。
電気業
電気業とは「一般の需要に応じ電気を供給する事業所又はその事業所に電気を供給する事業所、特定規模需要に応じ一般電気事業者が運用・維持する系統を経由して電気を供給する事業所、特定の供給地点における需要に応じ電気を供給する事業所」のことです。
これには、自家用発電の事業所も含まれます。電気事業会社や給電指令所で管理事務を行ったり、発電所や変電所で働いたりします。
ガス業
ガス業とは、「一般の需要に応じ導管によりガスを供給する事業所、一定数量以上の需要に応じて導管によりガスの供給を行う事業所、及び自らが維持し運用する一定規模以上の導管でガスの供給を行う事業所」のことです。
ガス会社や公営企業ガス局で管理事務を行ったり、ガス製造工場やガス供給所で働いたりします。
熱供給業
熱供給業とは、「一般の需要に応じ上記、温水、冷水等を媒体とする熱エネルギー又は蒸気若しくは温水を導管により供給する事業所」のことです。
管理事務を行う会社を始め、地域暖冷房業・地域暖房業・蒸気供給業といった事業所が含まれます。
水道業
水道業とは、「一般の需要に応じ水道管及びその他の設備をもって給水を行う事業所並びに公共下水道、流域下水道又は都市下水路により汚水・雨水の排除又は処理を行う事業所」のことです。
水道局を始め、水道用水供給事業・浄水場・配水場などの上水道業、工業用水道業・工業用水配水場などの工業水道業、下水道処理施設維持管理業・下水処理場などの下水道業などが含まれます。
電気・ガス・熱供給・水道業は金融業よりも平均年収が20万1600円高い
平均賃金の高い業種を調べてみたところ、「金融業、保険業」の39万3400円よりも高い業種は2つあり「電気・ガス・熱供給・水道業」は41万200円、「学術研究、専門・技術サービス」は39万6600円であることが分かりました。「電気・ガス・熱供給・水道業」は金融業よりも平均年収が20万1600円高くなります。
業種はさらに異なる事業所に分類され、職業ごとに仕事内容は異なるでしょう。管理事務を中心とした業務や、現場作業が多い事業所などさまざまです。
また、前述の年収はあくまでも平均額です。企業によって年収は異なることが想定されるため、高収入を得られる仕事を探したい場合は、業種だけでなく働きたい会社の年収も調べてみるといいでしょう。
出典
厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査の概況(10ページ)
総務省 大分類F-電気・ガス・熱供給・水道業
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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