更新日: 2024.11.30 年収

自分は700万円、妻が500万円で「世帯年収1200万円」の夫婦です。友人にパワーカップルと言われたのですが、同じ年収の人たちはどのくらいいるのでしょうか?

自分は700万円、妻が500万円で「世帯年収1200万円」の夫婦です。友人にパワーカップルと言われたのですが、同じ年収の人たちはどのくらいいるのでしょうか?
友人との何気ない会話のなかで、年収が話題に出るケースがあるかもしれません。今回の事例のように、自身と配偶者の年収を話した際、パワーカップルと言われて、実際に同じ年収の人がどのくらいいるか気になる人もいるでしょう。
 
今回は、パワーカップルの定義についてや、男女別の平均年収をまとめました。また、質問の事例のように、年収700万円の男性と年収500万円の女性をピックアップし、それぞれの割合もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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パワーカップルとは

パワーカップルとは、共働きかつ共に高い収入を得ている夫婦のことを指すようです。パワーカップルについて明確な定義は設けられておらず、夫婦どちらも年収700万円を超えている場合や、世帯年収1000万円を超えている場合などをパワーカップルと呼ぶようです。
 
このことから、どのような定義で考えるかにもよりますが、今回の事例における夫700万円、妻500万円で世帯年収が1200万円ある場合は、パワーカップルに該当する可能性があるといえるでしょう。
 
ただし、どちらかが極端に高い年収の場合は、世帯年収が高かったとしても、パワーカップルとは呼ばないとされています。例えば年収が1500万円と200万円の夫婦といった場合には、パワーカップルには該当しないと考えられるでしょう。
 
あくまでも、夫婦のどちらもが一定以上の年収を超えており、それに付随して世帯年収も一定の基準を上回っている場合に、パワーカップルに該当すると理解しておくとよいかもしれません。
 

男女別の平均年収はどのくらい?

国税庁長官官房企画課が実施した「令和5年分 民間給与実態統計調査」によると、男女合わせた平均年収は460万円となっています。ただし、男女を分けて見たときに、年収に差があるのも事実です。
 
ここからは男性と女性の平均年収を比較し、夫700万円、妻500万円だと、どの程度平均年収と差があるのかを見ていきましょう。
 

男性の場合

同調査によると、男性に限った際の平均年収は569万円となっていました。仮に、夫の年収が700万円であれば、平均年収と比較して131万円ほど上回っている結果となるでしょう。
 
なお、平均年収程度の金額(500万円超600万円以下)を稼いでいる人の割合は、全体の14%です。対して、年収700万円超800万円以下に該当する人の割合は7.2%となっており、平均年収と比べると約半数程度であることが分かりました。このことから、年収700万円は、平均と比べても比較的稼いでいると考えて問題はないでしょう。
 

女性の場合

同調査によると、女性に限った際の平均年収は316万円と記載されています。このことから、妻が500万円稼いでいるのであれば、184万円ほど平均年収を上回る結果であると分かるでしょう。
 
平均年収程度(300万円超400万円以下)を稼いでいる人の割合で見ると、18.1%となり、約5人に1人が該当するようです。対して年収500万円超600万円以下を稼いでいる女性の割合は6.7%となることから、おおよそ平均年収の3分の1程度の人数になるといえます。
 
これらの結果を加味すると、平均年収と比較して、十分な稼ぎを得ていると考えられるでしょう。
 

夫700万円、妻500万円の収入を得ているのは、それぞれ約7%程度の人口となる

夫700万円、妻500万円の収入は、全体の平均年収から見ても高年収であると考えられます。いずれも、全体の約7%程度にとどまるため、それほど多い割合ではないでしょう。このことから、夫700万円、妻500万円で世帯年収が1200万円ある場合は、パワーカップルと呼べると考えられます。
 
なお、パワーカップルの定義は、明確に決まっているわけではないようです。ただし、あくまでも、夫婦どちらもが一定の年収を超えている必要があるとの基準は設けられているようなので、いずれかの年収が極端に高いもしくは低い場合は、該当しないと理解しておきましょう。
 

出典

国税庁長官官房企画課 令和5年分 民間給与実態統計調査 -調査結果報告- II 1年を通じて勤務した給与所得者 2 平均給与(15ページ)、3 給与階級別分布(23ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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