「東大生」の親の年収はいくら?収入は遺伝する傾向にあるのか?
配信日: 2024.12.12
今回は、東大生の親の年収や職業について調べました。収入と遺伝の関係についてもご紹介しますので、子どもの進学について検討している方は参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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東大生の親の年収
東京大学学生委員会の「2021年度(第71回)学生生活実態調査結果報告書」によると、2021年における、生計を支えている方の年収(世帯年収)は表1の通りです。
表1
450万円未満 | 10.8% |
450万円~750万円未満 | 11.2% |
750万円~950万円未満 | 13.2% |
950万円~1050万円未満 | 10.2% |
1050万円~1250万円未満 | 12.1% |
1250万円以上 | 18.6% |
分からない | 24.0% |
出典:東京大学学生員会「2021年度(第71回)学生生活実態調査結果報告書」を基に筆者作成
厚生労働省の「2022年(令和4年)国民生活基礎調査の概況」によると、2021年における児童のいる世帯の平均年収は785万円でした。東大生がいる家庭の世帯収入のうち750万円未満の割合は22.0%で、平均値が全体を引き上げているとしても、東大生の親の年収は高い傾向にあるといえるでしょう。
所得の分布を比較してみると、一般世帯では1200万円以上が全体の7.4%であるのに対し、東大生の親は年収1250万円以上が18.6%であるため、高所得世帯の割合が高いことが分かります。
東大生の親の職業
東大生の親はどういった職業に就いているのかが、気になる方もいらっしゃるでしょう。前述の「2021年度(第71回)学生生活実態調査結果報告書」によると、父親の職業で多かった職種は、以下の通りです。
●管理的職業:37.3%
●専門・技術・教育的職業:30.1%
●事務・販売・サービス・保安等:18.8%
母親の職業については、以下の通りです。
●事務・販売・サービス・保安等:36.8%
●無職:29.5%
●専門・技術・教育的職業:23.4%
母親が専業主婦の家庭は全体の30%ほどであり、この場合は父親が高収入を得ていると推測できます。
収入と遺伝の関係
東大生の親の年収は全体的に高い傾向にあるといえますが、子どもの収入も遺伝の影響を受けるのか気になる方もいるでしょう。
過去のデータによると、収入に対する遺伝の影響は少なからずあるとし、年齢に関係しているとの結果が出ているようです。高収入を得ている東大生の親のケースで考えた場合、子どもも将来は高収入の職業に就き、親同様に高い年収を得られる可能性もあるということです。
とはいえ、遺伝以外の要素が収入に影響することも考えられます。親や家庭環境に関係なく、自分の力で高収入を得ることも可能でしょう。
東大生の親の年収は全体的に高い傾向にある|収入に対する遺伝の影響は少なからず考えられる
児童のいる一般世帯の平均年収は785万円ですが、東大生の親のケースを調べたところ、世帯年収750万円未満の割合は22.0%であることが分かりました。一部の世帯が平均値を引き上げることを踏まえても、東大生の親の年収は高い傾向にあるといえるでしょう。
所得の分布でも、1200万円以上の世帯は全体の7.4%であるのに対し、東大生の親は年収1250万円以上が18.6%で、高所得世帯が多いことが分かりました。
また、収入に対する遺伝の影響は少なからず考えられることから、東大に通う子どもも、親と同じように高収入の職業に就く可能性が高いかもしれません。とはいえ、遺伝以外の影響も考えられるため、自分の力で高収入を得られる可能性は十分にあるでしょう。
出典
東京大学学生委員会 学生生活調査WG 2021年度(第71回)学生生活実態調査結果報告書(80、81、83ページ)
厚生労働省 2022年(令和4年)国民生活基礎調査の概況(9、10ページ)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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