35歳で婚活中。友人に「年収600万円以上の人と結婚したい」と言ったら「高望みしないほうがいい」と指摘されました。年収600万円以上の人はそんなに少ないのでしょうか?
配信日: 2024.12.15 更新日: 2024.12.16
本記事では、女性が結婚相手に求める理想の年収について解説するとともに、年代別の平均年収および年収の高い業種についても説明します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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結婚相手に求める理想の年収とは?
結婚相手に求める理想の年収とはどのくらいなのかを見ていきましょう。WeCapital株式会社の「年収と結婚に関する意識調査」によると、未婚の女性が男性に求める理想の年収は図表1の通りです。
図表1
金額 | 未婚女性が男性に求める理想の年収の割合 |
---|---|
200万円未満 | 1.2% |
200~300万円未満 | 3.5% |
300~400万円未満 | 9.4% |
400~500万円未満 | 23.1% |
500~600万円未満 | 23.9% |
600~700万円未満 | 16.1% |
WeCapital株式会社「年収と結婚に関する意識調査」より筆者作成
未婚の女性が求める理想の年収で一番割合が多かったのは「500~600万円」となっており、次いで「400~500万円」「600~700万円」という結果になりました。上位2つ「400~600万円」で、全体の半分ほどの割合を占めます。
年代別の平均年収とは?
年齢別の平均年収について、国税庁の令和5年分民間給与実態調査をもとに確認していきましょう。各年齢層の男性の平均年収をまとめたものが図表2の通りです。
図表2
年齢 | 男性の平均年収 |
---|---|
30~34歳 | 492万円 |
35~39歳 | 556万円 |
40~44歳 | 612万円 |
45~49歳 | 653万円 |
50~54歳 | 689万円 |
55~59歳 | 712万円 |
国税庁 令和5年分民間給与実態調査より筆者作成
図表2から分かる通り、男性の場合は40歳以上になると年収が600万円を超えています。
ただし給与階級別の割合を見ると、男性の場合「年間給与額400万円超500万円以下の人」が504万人(17.5%)と最も多く、次いで「300万円超400万円以下の人」が430万人(14.9%)、「500万円超600万円以下の人」が404万人(14.0%)となっています。
この上位3つ「300~600万円」で全体の約半分の割合を占めているため、年収600万円以上の人と出会って、かつ結婚にまで至るという可能性は高くはないといえるかもしれません。
平均給与が多い業種は何?
男性の給与として、「300~600万円」の割合が多いことが分かりましたが、どの業種の給与が高いのかを知りたい人もいるでしょう。国税庁のデータによると、業種別の平均給与上位3つは以下の通りです。
●「電気・ガス・熱供給・水道業」:775万円
●「金融業・保険業」:652万円
●「情報通信業」:649万円
「電気・ガス・熱供給・水道業」のインフラに関わる業種の平均年収が圧倒的に高く、2位の「金融業・保険業」と比べても100万円超の差があります。
一方、最も平均年収が低い業種は「宿泊業・飲食サービス業」で、その額は264万円となっています。「電気・ガス・熱供給・水道業」と比べると、約500万円も異なります。
雇用形態や勤務年数といった条件で年収は変わりますが、業種によって年収の差があるため、年収を結婚相手に求めるのであれば業種を確認してみるのも一つの手かもしれません。
まとめ
今回は女性の結婚相手に求める理想の年収と、男性の年齢別の平均年収および年収の高い業種について解説しました。
女性は結婚相手に「400~600万円」を求めている人が約半数を占める一方で、実際の男性の年収は「300~600万円」という人が約半数を占めています。女性が求める年収のほうが、やや上回っているといえそうです。今回のデータを参考にしつつ、自分の理想とすり合わせてみるとよいでしょう。
出典
WeCapital株式会社 「年収と結婚に関する意識調査」
国税庁 令和5年分民間給与実態統計調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー