世帯年収2000万円以上の「富裕層」がよく身につける洋服のブランド「ナイキ」「モンクレール」を超えた1位の意外なブランドとは?

配信日: 2024.12.19

この記事は約 3 分で読めます。
世帯年収2000万円以上の「富裕層」がよく身につける洋服のブランド「ナイキ」「モンクレール」を超えた1位の意外なブランドとは?
富裕層といえば、ルイ・ヴィトンやエルメスなどの高級ブランドを身につけ、高級車に乗っているイメージをもつ人も多いでしょう。しかし、近年の若い富裕層にとっては、必ずしも高級品を所有することがステータスとは限らないようです。
 
そこで今回は、世帯年収2000万円以上の富裕層がよく身につけている洋服のブランドランキングと、イマドキの富裕層が何にお金をかけているのかについてご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

世帯年収2000万円以上の割合

厚生労働省の「2023(令和5)年国民生活基礎調査の概況」によると、世帯所得2000万円以上の割合は、全体のわずか1.3%です。
 
なお、平均所得金額は524万2000円、中央値は405万円となっています。さらに、平均所得金額以下の世帯の割合は62.2%にもなります。世帯年収2000万円は平均所得の3.8倍以上であることから、富裕層と考えてよい年収といえるでしょう。
 

イマドキの富裕層は何にお金をかけている?

世帯年収2000万円の家庭では、どのようなもの(こと)にお金をかけているのでしょうか? 富裕層がよく身につける洋服のブランドや、お金の使い方の傾向を確認してみましょう。
 

よく身につける洋服のブランド

世帯年収2000万以上の人が、普段身につける服装を確認してみましょう。
 
Black Card Ⅰ 株式会社が世帯年収2000万円以上のラグジュアリーカード会員に対し2024年2月に「ラグジュアリーカード会員ライフスタイルに関する調査」を行いました。アンケートによると、よく身につける洋服のブランドトップ5は、表1のようになります。
 
表1

ブランド 割合
1位 ユニクロ 42.1%
2位 モンクレール 21.9%
3位 ナイキ 17.0%
4位 ラルフローレン 15.2%
5位 ノース・フェイス 12.3%

※Black Card Ⅰ 株式会社「ラグジュアリーカード会員ライフスタイルに関する調査」を基に筆者作成
 
また、よく身につけるハイブランドは以下の表2の通りです。
 
表2

ブランド 割合
1位 ルイ・ヴィトン 24.0%
2位 エルメス 18.1%
3位 グッチ 12.6%
4位 バーバリー 12.3%
5位 プラダ 10.8%

※Black Card Ⅰ 株式会社「ラグジュアリーカード会員ライフスタイルに関する調査」を基に筆者作成
 

お金の使い方の傾向

よく身につける洋服のブランドを見ると、富裕層は極端に服装にお金をかけているというわけではないことが分かりました。
 
では、どのようなことにお金をかけているのでしょうか? 表3は、「ラグジュアリーカード会員 ライフスタイルに関する調査」からお金の使い方についての質問に対する解答の上位3つを表にしたものです。
 
表3

お金の使い方 割合
1位 自分の好きなものには出費を惜しまない 73.2%
2位 家族や仲間との時間には出費を惜しまない 70.8%
3位 自己投資になる体験には出費を惜しまない 56.1%

※Black Card Ⅰ 株式会社「ラグジュアリーカード会員 ライフスタイルに関する調査」を基に筆者作成
 
出費を惜しまないものとして上位に入っているのは、好きなことや経験などであり「高価な物」には執着していないことが、この結果からも分かります。
 
つまり、今の時代の富裕層は「物」よりも「時間」に重点を置いているといえるでしょう。
 

年収2000万円以上の富裕層がよく身につける洋服のブランド1位は「ユニクロ」

富裕層はハイブランドの洋服を好んで着ていると思われがちですが、近年は必ずしもそうとは言い切れないようです。世帯年収2000万円以上の富裕層がよく身につける洋服のブランドの1位はユニクロで、富裕層の4割以上が選んでいます。
 
さらに、好きなことや時間にお金を費やす傾向があることも分かりました。これらのことから、今の富裕層は「物」よりも「経験」や「時間」など目に見えないものにお金をかける傾向があるようです。
 
これらは物を購入して得られる一時の満足感よりも思い出として永続的に記憶に残る傾向があるため、価値が高いものとして認識している証拠とも考えられるでしょう。
 

出典

厚生労働省 2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況
Black Card Ⅰ 株式会社 ラグジュアリーカード会員 ライフスタイルに関する調査(PR TIMES)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集