日本の平均年収は「460万円」に! 40代でこの年収は高い? 年齢別の「平均」を確認

配信日: 2024.12.19

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日本の平均年収は「460万円」に! 40代でこの年収は高い? 年齢別の「平均」を確認
国税庁が実施した令和5年分民間給与実態統計調査によると、1年を通じて勤務した給与所得者の平均年収は前年比0.4%増の460万円でした。仮に40代会社員で同じ年収だった場合、同世代と比較してこの年収は多いのでしょうか?
 
本記事では同調査を基に年齢別・雇用別・事業所規模別の平均年収について紹介・解説します。
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平均年収460万円だが、男女の差や平均年齢は?

同調査によると、1年を通じて勤務した給与所得者の男女別の平均年収は男性569万円(前年比0.9%増)、女性316万円(前年比0.7%増)となっています。
 
平均年齢は男性も女性も47歳となっており、平均勤続年数は12.5年という結果でした。
 

年齢別の平均年収は?

同調査によると、30代後半~50代前半の平均年収は以下のようになっています。


・35~39歳:466万円(男性平均556万円、女性平均336万円)
・40~44歳:501万円(男性平均612万円、女性平均343万円)
・45~49歳:521万円(男性平均653万円、女性平均343万円)
・50~54歳:540万円(男性平均689万円、女性平均343万円)

男性は年齢の上昇につれて、平均年収も上昇していきますが、女性は30代後半~50代前半で平均年収の差はほとんどありません。40代で年収460万円というのは、男性であれば平均よりも約100万円少なく、女性であれば、平均よりも約100万円多い年収となります。
 

正規・非正規雇用の平均年収の差は?

正社員(正職員)、正社員(正職員)以外の平均給与は男女別に以下のような結果になっています。


男性正社員(正職員):594万円
女性正社員(正職員):413万円
男性正社員(正職員)以外:269万円
女性正社員(正職員)以外:169万円

正規雇用と非正規雇用の平均年収の差は大きく、男女間でも大きな差となっています。
 

事業所規模別の平均年収は?

同調査によると、事業所規模別の平均年収は以下のようになっています。


・10人未満:382万円(男性476万円、女性272万円)
・10~29人:421万円(男性518万円、女性293万円)
・30~99人:425万円(男性513万円、女性309万円)
・100~499人:447万円(男性536万円、女性326万円)
・500~999人:494万円(男性602万円、女性348万円)
・1000~4999人:527万円(男性651万円、女性349万円)
・5000人以上:521万円(男性675万円、女性316万円)

従業員の規模が大きくなるにつれて、男女ともに平均年収も上昇する傾向となっていますが、女性は男性ほど年収に差はありません。また、男性であれば事業所規模10人未満の会社でも平均年収460万円を超える年収となっています。
 

まとめ

平均年収といっても、年代別・性別・雇用形態別・事業規模別での平均年収もまた大きく異なります。40代で年収460万円というのは男性であれば、平均よりも少なく、女性であれば平均よりも高い年収であると言えるでしょう。
 
とはいえ、年収が高いかどうかはそれぞれの生活によります。平均を意識しつつ、収入を増やす、支出を減らすなど、自身の状況にあわせた対策が大切です。
 

出典

国税庁 令和5年分民間給与実態統計調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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