ママ友と映画に行ったらなんと「1席6500円」もするプレミアム映画館!余裕で支払っていましたが、一体いくら稼いでるのでしょうか?

配信日: 2025.01.09

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ママ友と映画に行ったらなんと「1席6500円」もするプレミアム映画館!余裕で支払っていましたが、一体いくら稼いでるのでしょうか?
映画鑑賞は多くの人が楽しむ娯楽の一つですが、最近は通常の映画館とは一線を画す映画体験を提供する施設が増えています。その中でも、一般的な映画館の料金である2000円をはるかに超える、6500円という価格設定の「プレミアム映画館」が注目を集めています。
 
今回は、プレミアム映画館についての情報と、6500円を余裕で払える人はどれぐらいの収入があるのかについてまとめました。
FINANCIAL FIELD編集部

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プレミアム映画館とは

プレミアム映画館は、通常のシネコン(※)とは全く異なる体験を提供する空間です。通常は2000席ほど座席が設置できるスペースに、3分の1程度の座席しか設置せず、余裕のあるぜいたくな場所となっています。
 
※シネコン(シネマコンプレックス):一つの施設に複数のスクリーンを備えた、複合型の映画館のこと
 
6500円の座席は、全シアターの中央列に配置され、電動リクライニング機能や充電装置が付いたサイドテーブルが完備されています。さらに、隣の席との間にある仕切りによってより個人的な空間を確保できる点や、映像と音響の両面で臨場感あふれる体験ができる点は魅力でしょう。
 
また、ポップコーンとソフトドリンクの食べ放題・飲み放題サービスが提供されているほか、アルコール類が楽しめるラウンジも利用できます。
 

プレミアム映画館を楽しめる年収はどれぐらい?

映画に6500円という金額を余裕で支払えるママ友は、どれぐらいの収入があるのか考察してみましょう。一般的に、娯楽費に多くの予算を割くことができる家庭は、基本的な生活費を賄ったうえで、さらに余裕がある状態だと考えられます。
 
厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、例えば東京都の場合、平均賃金(きまって支給する現金給与額)が月額39万7000円、賞与が104万3300円となっています。
 
ここから、東京都の給与所得者の平均年収が約580万円であることを考慮すると、プレミアム映画館を利用する家庭は、少なくともこの平均を上回る収入があると推測できるでしょう。
 
総務省統計局の家計調査(令和5年)によると、二人以上の世帯で1年間に「映画・演劇等入場料」に使う金額の平均は6463円です。年収別に見てみると、470万円~639万円の世帯では5627円であることに対し、639万円~864万円の世帯では6644円、864万円以上の世帯では1万2932円となっています。
 
このデータから見ると、世帯で1年間に映画館に行く回数が1回とすれば、6500円を超える金額を使う639万円以上の年収があると考えられるでしょう。
 
しかし、近年の消費者の動向の特徴として、価格は高くても、自分にとって価値があるものにはお金を使う「プレミアム消費」が伸びてきているといわれています。
 
収入に関係なく、娯楽に高い価値を置く人は、ほかの支出をおさえてでも特別な体験に投資するかもしれません。そのため、高収入の人だけがプレミアム映画館を利用するとは言い切れない面もあります。
 

平均以上の年収があると考えられるが、個人的な趣味や優先順位も関係する可能性がある

6500円は映画のチケット代として高額ではありますが、ぜいたくな空間で映画を観るというほかの映画館では味わえない体験ができる点で、価格に見合った価値を提供しているといえます。
 
そのため、映画に高い価値を置き、価格が高くても特別な体験を求める人々にとっては魅力的といえるでしょう。一般的な料金で観る場合でも、飲食物やより快適な座席を求めると追加料金が発生することもあります。
 
また、最高級の音響システムなどを個別に購入したり利用したりする場合は、高額になることもあります。そのため、6500円が高すぎるとはいえないかもしれません。
 
プレミアム映画館は、これまでにない新たな価値を提供する存在として、今後の展開が注目されます。
 

出典

厚生労働省 令和5年賃金構造基本統計調査 一般労働者 都道府県別 東京・神奈川
総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2023年 表番号5 教養娯楽「教養娯楽サービス」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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