「芸人」として花開くのはほんの一握り!? 収入源はどうなっているの?
配信日: 2025.01.16
一度番組に出ただけで驚くほどの額を手にする人もいれば、一度もテレビに出ることなく、芸人の夢を諦める人も少なくないでしょう。そこで今回は、芸人の主な収入源と給料形態、高所得芸人の収入額についてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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芸人の収入源と給料形態
芸人の収入源は、大きく分けると次のような種類があると考えられます。
・テレビやラジオ
・ライブ
・コンテンツビジネス
・CM
・コンクール
芸人の主な収入源は、メディアやライブへの出演です。中でも、一気にスターダムにのし上がれるきっかけといえば、さまざまなコンクール(賞レース)での優勝だといえるでしょう。
例えば、「キングオブコント」や「M-1グランプリ」、女性芸人日本一を決める「THE W」の優勝賞金は1000万円です。優勝すれば、賞金を手にできるだけでなく、知名度も一気に上がる可能性があります。
ただし、これらのギャランティが、すべて芸人の収入になるわけではないようです。事務所によっても異なる可能性がありますが、お笑い芸人の給料は、多くが歩合制となっているため、ギャランティを所属事務所と分け合うことになるようです。
取り分の割合は、所属する芸能事務所によって異なります。折半の場合もありますが、中には事務所の方が、芸人よりも多く受け取るケースもあるようです。
芸人の年収事情
一般的に芸人は、「大御所」「中堅」「若手」と3つのランクに分けられています。国税庁が行った、令和5年分の民間給与実態統計調査によると、給与所得者全体の平均年収は459万5000円でした。
芸人の年収は、平均年収と比較して多いのでしょうか。芸人の年収事情を、ランクごとにチェックしてみましょう。
大御所芸人
大御所の年収は「億単位」と言われており、お笑い以外にも、さまざまなジャンルで活躍している場合は、10億円以上の収入を得ていると推測されているようです。大御所ともなると、1回の番組出演で数百万円のギャラが発生し、レギュラー番組が多ければその分月収も高くなるようです。
中堅芸人
中堅芸人に共通しているのは、番組の司会やレギュラー番組を持ち、安定してメディアに出ている点です。
大御所芸人ほどギャランティは高くないものの、番組1本あたり100万円単位の人もいるようです。そのため、中堅芸人の中に、年収が億を超える人がいてもおかしくはありません。
若手芸人
大御所・中堅以外の芸人は若手芸人と呼ばれており、収入には幅があります。そのため多くの芸人は、アルバイトと二足のわらじで日々の生活費を稼いでいるようです。
芸人として売れるのはわずか3%とも言われており、芸人として花開くのは簡単なことではないようです。しかし、賞レースで優勝するなどして知名度が上がると、収入も大幅にアップする可能性があるでしょう。
芸人の収入はピンキリ! 大御所ともなれば億単位の年収も
芸人といっても、本業だけでは食べていけず、アルバイトと掛け持ちしている人もいるようです。しかし、大御所ともなると年収が億を超える人もいて、収入にはかなり幅があるようです。
芸人として芽が出なければ、テレビに出ることなく引退する人も少なくないでしょう。とはいえ、一般的には、企業勤めで年収が億を超えることはほとんどないため、芸人は非常に夢のある仕事だといえるかもしれません。
出典
国税庁 令和5年民間給与実態統計調査-調査結果報告-
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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