新築のわが家は住宅ローン控除が「14万円」だったのに、数年前に建てた友人と「倍」くらい控除額が違う!? なぜこんなに控除金額が違うの? 理由を解説
配信日: 2025.01.23
理由の1つに、住宅ローン控除のルールは毎年のように見直しが行われているため、建築したタイミングによって受けられる恩恵が異なる点が挙げられます。
本記事では、住宅ローン控除の基本的な仕組みや、なぜこのような差が生まれるのかを解説します。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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住宅ローン控除の仕組みとは
住宅ローン控除(正式名称は「住宅借入金等特別控除」)は、年末の住宅ローン残高に一定の割合(控除率)をかけて算出された金額が所得税から差し引かれる制度です。基本的な計算式は以下の通りです。
・控除額=住宅ローンの年末残高×控除率
ただし、控除を受けられる住宅ローン残高の上限額や控除率、最大控除期間は、建物の種類(新築・中古・認定長期優良住宅など)や建築した年によって異なります。これが「控除額の差が生じる理由」の1つです。
なぜ友人と控除額が倍も違うのか?
住宅ローン控除の金額が、同じように住宅を購入した友人と大きく異なる場合に考えられるいくつかの理由を見てみましょう。
建築した年による違い
住宅ローン控除のルールは、毎年のように変わっています。
例えば、2021年に一般住宅を建てた場合、住宅ローン控除が適用される住宅ローンの年末残高の上限が4000万円、控除率が1.0%だったため、最大40万円の控除が受けられました。しかし、2024年に建てた場合、年末残高の上限は2000万円、控除率は0.7%ですので、最大でも控除額は14万円です。
このため、同じような金額の住宅ローンを組んでいても、受けられる控除額が大きく異なる場合も少なくありません。
住宅ローン残高の違い
住宅ローン控除は年末時点の借入金残高に基づいて計算されます。そのため、同じ年に同じくらいの金額で住宅を建てた場合でも、友人が大きな借入をし、自分は頭金を多く支払った場合、自分のほうが控除額は小さくなる場合があります。
建物の種類による違い
建物の種類も控除額に影響します。「認定長期優良住宅」や「低炭素住宅」として認定された住宅は、住宅ローンの年末残高の上限が一般住宅よりも高めに設定されています。このため、一般的な新築住宅に比べて控除額が多くなる場合があります。
住宅ローン控除額を増やすためのポイント
このように、住宅ローン控除の金額はさまざまな条件によって異なります。住宅ローン控除のメリットを十分に引き出すためには、いくつかの注意点があります。
まずは、建物の種類を見極めることです。これから住宅の購入や建築を考えているなら、「認定長期優良住宅」や「低炭素住宅」としての認定を受けることを検討しましょう。これらの物件は、控除限度額が高く設定されるため、結果的に控除額が増える可能性があります。
また、控除額は「年末時点の住宅ローン残高」をもとに計算されます。そのため、繰り上げ返済をするタイミングには注意が必要です。もし控除を最大限活用したいのであれば、繰り上げ返済は控除期間が終わってから行うのが得策といえるでしょう。
まとめ
自分の住宅ローン控除の金額が「14万円」だった一方で、友人が倍以上の控除を受けている理由は、住宅ローン控除のルールが建築した年によって異なることが原因かもしれません。
また、住宅ローン残高の違いや建物の種類の違いも控除額に影響を与えます。もしこれから住宅を購入する場合は、認定長期優良住宅の活用や制度改正のタイミングを考慮することが重要です。
制度をしっかりと理解し、控除の受け方を把握しておきましょう。
出典
国税庁 No.1212 一般住宅の新築等をした場合(住宅借入金等特別控除)
国税庁 No.1213 認定住宅の新築等をした場合(住宅借入金等特別控除)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー